ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

【パラグラフ69→→→パラグラフ35:脱獄進行中(Take 2):(死亡・4)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。



俺はバラキーシュ宮殿内の牢獄で目覚めた。
蛇に圧殺される悪夢を見たせいで、全身に冷汗をかいていた。
……そんなことより脱出しなければ。
徒手空拳の身で、今の夢を反芻し、次に取るべき行動を決める。
予知夢のとおりあらわれた看守が騒いで扉を開け、そこに狼が襲いかかる……ッッ!



宮殿の看守 戦闘力点14 体力点21
看守の攻撃をかわせたので、一回戦に限り、失う体力点を無視してよい。


今度は忘れずに念撃を使い、戦闘比は−2だ。
3回戦を待たず一人目を倒し、もう一人を捕らえた。
とりあえずペラペラ喋らせ、パラグラフを稼いで回復術で体力を取り戻す。
看守に当て身を喰らわせ、廊下に出て暫し迷う。
やり直す以上は違うルートでもいいのだろう。
だが、あの蛇を倒して雪辱を晴らさなければ、狼の誇りは満たされないのだ。
再び西へ進み、武器庫の衛兵を蹴散らして例の木箱まで突き進む。
箱の上蓋を蹴り開け、俺は念撃を放って大蛇に襲いかかった。



ヤス 戦闘力点14 体力点28


戦闘比は−2。
それでも、慎重に乱数表を指す。
……5回戦に及ぶ長丁場を制したのは、俺だった。
敵のクリティカルも一度喰らったが、こちらの負傷は13点。
ようやく勝ったのだ。
そして、意気揚々と、木箱から勝利の報酬を取りだす……


ルビー、エメラルド、真珠を飾った銀の柄の鉾が6本入っている。
北方なら、この鉾は金貨数千枚に値する。

金貨数千枚ッッ!!!
俺の両眼が$マークを表示していた。
1本までという指示がなければ、アイテムを捨ててでも全部持っていくところだ。
宝飾ほこ 一本、そして箱の底にあった銅の鍵(特別な品物) を手にし、俺は意気揚々と北壁の出口目指して階段を上がった。



(つづく)