ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

【パラグラフ1→→→パラグラフ160:再出発 隠者の小屋:(死亡・4)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。



再び50名の偵察兵を率いた俺は、ホルムガードの練兵場から旅立った。
毎度のことだが、前回の死の記憶が脳裏にこびりついている。
それは部下のダローとナインも同じらしい。
「自分はストーンウォームに呑み込まれ、胃液で溶かされる夢を見ました……」
「え?何?朝から」
「ナインもですか。自分もです。ストーンウォームに生きたまま……」
「まあ…その…なんだ…同じ夢を見るなんて仲良しだネ!」
副官二人の視線が痛いが無視。
少なくとも―― 俺は、カイ・マントの袖についたジャーニーマンの複雑な徽章 に手をやった。
今度の俺はカイの秘術のかぎりを尽くして戦うことができる。
腰にはソマースウォード(戦闘力+8) も下がっている。
新たに選んだカイの教え――念撃は、確実に戦闘力点を2点底上げしてくれる。
まだ習得していないカイの武術では、習熟した武器を勝手に乱数表で決められてしまう。
太陽の剣を持っていても「得意武器:六尺棒!」みたいな悲劇が普通に起きうるのだ。
これで雑魚相手に遅れをとることはないだろう……前の時みたいに。
気合は十分、体調ともに仕上がりは上々。
俺なりに陰謀の正体には検討をつけてあった。
山賊を指揮し、鉱山を占拠した者がいるのだ。
あとは、その黒幕を暴き出し、斃すのみ。



3日間かけてソマーランドを南下し、モイチュラ峠からお馴染み【襲撃者の道】へ入る。
夕方近く、先行する偵察隊の一人が西の岩山に立ち上る煙と小屋を見つけた。
前回はスルーしたのだが…ならば、今回は覗いてみるとしよう。
5名の隊員を従えて曲がりくねった道を登っていく。
苔むした肌理の粗い石の壁に奇妙な楕円の扉がついた小屋。
奇妙な外観だ。
扉を差し引いても、炭焼き小屋のそれではない。
馬を下りて近づくと、扉を開けぬうちから声がした。
「待っておったよ、ローン・ウルフ。ここに来ると思っていた」


……顔を合わす前から俺の名前を知っている?
何その特技?
というか誰!?



【アクション・チャート  運命の峡谷】  ローン・ウルフ(5人目)


能力値

・戦闘力点22(10+2+2+8) ・体力点24(20+4)
・金貨 12枚
(前回分までの27枚は修道院に残していく)

カイの教え(階級:ジャーニーマン

・擬装術 ・狩猟術 ・念力移動 ・動物語 ・第六感 ・追跡術 ・精神防御 ・念撃

装備(武器 2つまで)

・ソマースウォード(戦闘力+8)



ナップザック(8個まで)

・ラウンスパーの薬2回分(使うごとに体力点+4回復)



特別な品物

・水晶の星型のペンダント

・銀の兜(戦闘力+2)

・盾(戦闘力+2)

・鎖かたびら(体力+4)

・カルトの火の玉

・ダイアモンド



修道院においていくもの

・濃縮アレサー(一時的に戦闘力+4) ・特別なラウンスパーの薬(体力+5)

・ラウンスパーの薬(体力+4) ・ラウンスパーの薬(体力+3)

・回復薬(体力+3) ・ガロウブラッシュ(眠り薬)

・パッド入り鎖かたびら(体力+2)

・幅広剣

(つづく)