ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

ヴァンダミングアクション!狙い撃つぜ

【幕間:最強狼誕生:(死亡・13)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。

B「俺がヴァンダムだ」
朕「はあ」
B「俺は生きている…生きているんだ……」
朕「はあ…」
B「イヤァァァ4回もかけてじわじわ死んでったよコイツ!シリーズ最長の悶死じゃねーの?」
朕「まーね」
B「ドンマイ☆死ぬときゃ何やったって死ぬんだよォ」
朕「それは慰めてる心算なの?」
B「なァんてなwwwwwwwヒャハハハハハwwwwww」
朕「…………………………………………」
B「そうさ!同類だからさ!わかるんだよォ!俺もバルサスの要塞の門番2匹に技術点8のキャラで嬲り殺されたことある…し…ッ!」
朕「……悲惨だね」


意外かつ不本意なサドンデスだった訳ですが、新シリーズ始まって初のお通夜でございます。


B「ご愁傷さま」
朕「道中、色々取り逃したりミスも多かったかな。割とパワープレイで捻じ込んだけど」
B「隠者の小屋を漁って怪物の巣に案内されたり、宿で順にイベント起こそうとして博打イベントを逃がしたりな!」
朕「そういえばサビトの木の根 さ。どこにあったって言うのよ……」
B「ぶっちゃけると、お前紹介状 持ってんだもん。最初に首突っ込みすぎるなって忠告しといたのに」
朕「何がマズいの?」
B「あれ持ってない方が初回プレイは展開が広がるんだよ。むろんアイテムゲットのチャンスも」
朕「次はもう初回プレイじゃございませんがね・・・」


でもまあ、正直に言えば、そんな瑣末な話より更に問題があるでしょう。
知らずに見てしまった、あの恐るべき展開。


B「あーあ。見ちまいまった。先に見てしまいまったね。ラストバトル」
朕「どうしたものか……」
B「どうしたもこうしたも、ソマースウォード持ってってガッツリとイワしたれと」
朕「外野は楽でいいよね……」


兎に角ザカーンの  戦闘力点44 体力点50  がハンパない。しかも念波動さえ通用せず。
単純に計算してみました。
次のキャラ作成で、狼が素で最強の戦闘力点19点をたたき出したとします。
これに盾と兜で+4、ソマースウォードで+10。これでも合計33点。
さらに上級武術で+3と火のサークルボーナスで+1加点したところで戦闘比−7。
焼け石に水状態です。


朕「しかもラストバトルだろ……体力点だって満タンかどうか分からないしね……」
B「濃縮アレサーを使ってもまだ戦闘比は−3。ええとだな、乱数で5以上が出てようやく狼の攻撃が1点大きくなる」
朕「いやこれオカシイ」


ソマースウォードは、シリーズの古参狼と、この巻から始めた新米狼を区別する意味を持ちます。
一巻からことごとくボーナス要素をゲットしてきた朕の狼が勝てないというのはおかしい。
バランス上ありえないのです。


朕「狼の体力って、教えを全部選びなおしてもマックス39点だよね。体力点50点とどう打ち合うの?」
B「イタリアンマフィアも吃驚のタフガイぶりだぜ」
朕「……意味が分からないしね」
B「まあ、教えのボーナスで体力最大にすると、今度は戦闘力が減るんだけどな(プ」
朕「ギャース!!死ねってか。デバー御大自ら死ねというのですか!!」
B「あと、過去の戦闘を思い返してみ?ソマースウォード持ってる場合って、強制一択でバトル突入だろ?」
朕「やっぱ、そうくるか……」
B「更に付言すれば、ザカーンは『生者』だから。不死者相手のダメージ2倍ボーナスもなし」
朕「あああ……そうだったっけねえ……」


そうなのです。
ソマースウォードを持っている場合、ボスクラスの敵は問答無用でパンプアップします。
普通なら選択肢によって有利に運べる相手でも、ソマースウォードを持っているだけで強制ガチバトル突入。
太陽の剣を持っていかない方が良いのかもしれません。


B「狼マイスターは一人じゃないッ!そこでこのバシュナのナイフ ですよ奥さん!お手軽に持ち歩けて戦闘ボーナスも皆無!」
朕「使えねー」
B「今なら何と、復活を目論む最強ダークロード・バシュナの怨念もつけてお値段据え置き!」
朕「……」
B「うっかり失くした暁には、もれなくマグナマンド世界にバシュナ復活の危機が!」
朕「もう帰れオマエ」
B「これしきの事で!それでも!だとしても!普通の武器よりはネームバリューがあるぜ?只の六尺棒でザカーンに立ち向かうのかよ?」
朕「別に剣だって斧だっていいんだけどさ……」


BOBの言うことには一理あるのですが、でもねえ。
5巻で奴にバシュナのナイフ を勧められたときは、全身に無数の矢を浴びて死にまった。
実に縁起のよいアイテムなのです……
あれこれ悩みながら14人目を作ったところ、なんと戦闘力点19点、体力点は26点。
これは……
きましたね。ええ。
ジーザスに先駆けること3日、最強狼の誕生です。


B「弱くはないつもりです…ときに2度目はネクサス選んだのは前世の恨みゆえ?」
朕「どうせ次もあの縦坑から突き落されるに決まってるしね」
B「どうだかな」
朕「あと太陽の剣を持ってかない時点で、ザカーンは弱まるだろうから補助系の教えにしとく」


そんな訳で9巻、セカンドプレイ開幕です。
(つづく)