ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

ひるむ……と!思うのか……

【パラグラフ51→→→341:WARNING:(死亡・3)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。



ギラン!!
ひるむ……と!思うのか……
これしきの事でよォォ……
俺は、何事もなく扉を開け、全員倒してボナターの元へ急ぐぜ…それじゃあな……

 

ガラガラガラ……
バアァァァ―――――――――ン


 !?



ギャ―――ス!
で、でたァァァ―――――――!!
ここここっち睨んでるゥゥゥ!!!!!



いつの間にかドアの真正面にいなさったァァ!!
ビビって飛ぶように階段を駆け下る俺。
あんまり速すぎて足が絡まり、踊り場めがけてヘッドスライディング。
全身打撲に呻きつつ、色の違う壁に気がついた。巧妙に彫刻に紛れた隠し扉のレバーにも。
即座にレバーを引き、敵の追撃を避けて石の扉に踏みこむ。
……追っ手は、入ってこなかった。
石の扉が背後で閉ざされ、狭いアーチ型の通路に霧がたちこめだすと、温度までが急激に下がっていく。
何かが、明らかにおかしかった。
そ こ に 誰 か い る 。


・第六感を身につけていて、カイの階級のガーディアン(7つ以上教えを習得した者に与えられる地位)に達していれば、314へ。
・第六感を身につけているが、カイの階級のガーディアンに達していなければ、124へ。
・第六感を身につけていなければ、戦う準備をして霧のただようアーチ形通路に向かえ、264へ。

全身が最上級の警戒を促していた。
カイの第六感を身につけて、なおかつガーディアンまで達しているカイ戦士にしか感知できない脅威がそこにある。
それがどれほど危険な状況であるか……分からぬ俺ではない。
おそらくはこの先にボナターに匹敵する、あるいはそれ以上の敵が待ち受けているのだ。


今の 戦闘力点は28点、体力点は16点 。気力は十分だ。
意識を集中させ、カイの第六感をフルに発揮させる。ただちに314へ飛べ。

(つづく)