（タニス・リー、産業出版センター）
遊牧民ハルタ族のリーダー・アルグルの助けを借り、〈シティ〉を脱出したクライディ。
ところがアルグルとの婚礼の朝、〈ウルフ・タワー〉からの追っ手に捕らえられ、ジャングルに囲まれた不思議な宮殿〈ライズ〉に再び囚われの身となる。
〈ライズ〉に住む孤独なプリンス・ヴェンは、クライディにも冷淡な態度で接してきたが、驚いたことにアルグルにうり二つだった。
絶えず動く部屋や階段、ロボットの召使い、不思議な姿形の動物たちに翻弄されつつ、何とか〈ライズ〉からの脱出を図るクライディだったが――『ウルフ・タワー』シリーズ第二巻。
