拓唯先生語録。

ということで、著者の素敵なおことばとともに、『ヘルメス迷走』の説教END死に様ワースト3をあげてみたいと思います。



・第三位 パラグラフ125

(ここまでのあらすじ)
記憶を取り戻し、機密情報を託した女性のもとへ急ぐ主人公。しかしたどりついた隠れ家は銃撃を受け、無残な状況に。
あわてて踏みこんだところを戻ってきた敵に囲まれ、仇は取るものの相打ちに…
(ここまで2ページ半、延々描写が続いて主人公は死亡)


著者のおことば
ま、カッコ良く死ねたことを感謝しましょう。
いやあんただろ死なせたの。
隠れ家に踏み込んでからの物語をだらだら書いてないで選択肢作っとけって。





・第二位 パラグラフ160

(ここまでのあらすじ)
さらわれたナオミを助けるため敵のアジトにのりこんだ主人公。
しかし部屋の選択を間違い、見つけられずにいるうち背後から銃で撃たれてしまう……


著者のおことば
いいことを教えたげよう。後3選択でアガるはずだったのだ。どーだ、悔しいだろう。

やかまっしぃい!!!

思わず怒鳴ってしまいますよ。壁に向かって本をブン投げながら。
ガッカリした読者を、まるでネズミをなぶる猫のように弄ぶ拓唯先生。絶好調です。
そして、堂々の第一位がこれ。





・第一位 パラグラフ201

(ここまでのあらすじ)
ついに記憶も機密情報もすべてを取り戻した主人公。
次の任務のためサイド6を去ろうとする彼を、ともに機密を守り通した女性が涙ながらに引きとめようとする。けれど、その涙を振り切って、主人公は再び旅立った…


著者のおことば
ふんふん、きみはこーゆう話が好きなわけ。別に悪いとは言わんけどね。
ま、とにかくこれで物語は終わりです。お疲れさまでした。
さ、作者にイチャモンつけられたァァァ―――――――――――――――!!!
つか自分で物語最後の選択を選ばせといて、その言い草はないだろと思わされる、無力感にうちひしがれるコメント。





ステキすぎる拓唯先生の作家魂(スピリッツ)を存分に感じてもらえたでしょうか!!
ああそうだ、これから遊ぶ方のためにクリアへのヒントでも乗せておきましょう。
肝心なのは二つの名前です。それをどこかで聞いておくこと。あと、橋を見かけたら渡った方がいいですね。
キーワードさえ見つけておけば、パブで女の子とイチャついたり、リイナとフォーリンラヴしたってクリアはできます。


そんなわけで、次は各論その2。
うって変わって神懸かった面白さとなる、個人的にはイチオシのシリーズ2作目『ヘルメス夢幻』です。