ガンダムの世界で何をしたいか。

さて、なら次に、ガンダムゲームブックの中で何がしたいか、ということになりますが。
とりあえず、こんなことしたァ〜い!的な願望を思いつくまま適当に列挙。


・自分がアムロその他になってモビルスーツとかを動かす!
やはり一番最初に思いつくのはこれ。当然ですね。
主人公の目ざましい活躍に憧れればなおさらでしょう。

主人公サイドばかりじゃなく、変なお面を被ってシャアザクを乗り回してみたいとか、敵味方どちらにも魅力的な登場人物が存在するガンダム世界だからこそ、その一人になりきってヒロイックな物語を楽しみたいわけです。
小説の中に入り込んで物語を作っていくゲームブックというスタイルに最適なのもこれだと思います。



ガンダム世界で生活してみたい。
これはこれでかなり魅力的ですね。
ザクの整備士になって毎日毎日モビルスーツのパーツを掃除したり色を塗ったり。
実際、今度そんなようなPCゲームが本家バンダイ様から出るらしいですね。*1
ただしゲームブックとしては盛り上がりに欠けるだろうし、物語的なクライマックスやカタルシスは得られないから難しい。
ですからその辺もう少し加味すると、



・オリジナル(白紙)の登場人物を操って、ガンダム世界を満喫したい。
こういうところにくるわけです。
例えばジオンの一兵士として物量で迫りくる連邦に一糸報いたいとか、ガンダム本編の裏で動いていた物語をさらに知りたいとか、そんな感じになります。
一線級のモビルスーツでなく、それこそ一般兵のようにザクやハイザックを操ってみるのも楽しそうなわけです。
さすがにボールに乗り込むのはちょっと悲壮感漂いますが(難易度も劇高になるでしょう)、先にあげた『灼熱の追撃』などは敵のモビルスーツを奪って乗れたりもして、ここに分類されると思います。



・作中の魅力的な登場人物、例えばプルやプルツーと結婚したい。
……修正してやるッ!
青春を駆け抜ける速さでBOBの無駄に割れた腹筋に物理的な説諭を与えること数回。
でも、こういうタイプのものもあったら一部の方*2には面白かったかもしれないですね。TVゲームにするより小説の方が相性も良さそうですね。



こうして並べてみたうち、やはり大きいのはガンダムには欠かせない『モビルスーツに乗って戦う』というモチーフ。
これを実現する為にゲームシステムを練ったり、迫力のある文章描写で臨場感を感じさせたり、各ゲームブックごとにさまざまなアプローチがなされたわけでした。
読者も戦闘結果表なんかを開いて見ながらサイコロを振ったり、『ここは白兵戦か、射撃戦か』と小一時間なやんだり、そういうのが楽しかったのです。



というわけで総論はここまで。
ついに次回、ようやくヘルメス三部作に触れられそうですよ。*3

*1:BOB談。

*2:特殊な嗜好の紳士

*3:長かった…。