ヴァン・ヘルシング

19世紀も終わりにさしかかり科学の光が時代の行く手を照らし始めた頃、未だ夜の闇の中に蠢く魔物の影を追って一人戦い続ける男がいた。
時に人殺しと謗られ、時に聖者と畏れられ、己の過去も知らず、還るべきところもなく、ひたすらに孤独な修羅の途をたどるその男の名は−−−


そんなわけでウルヴァリンことヒュー・ジャックマン主演のヴァン・ヘルシングですが。
ジキル博士相手にTOJOブレードを投げまくる序盤はかなりカッコいいです。
このまま凝ったギミックとワイヤーアクションだけでまとめておければよかったんですが、トランシルヴァニアに到着してからは「やりたい事を詰め込み過ぎ&伏線張りまくり→回収しない」のコンボで脚本がグダグダに。
「ニョホホ」
「オレのは技術(ワザ)だ。人間には未知の部分がある。」
とか天才アラーキー的な修正を入れておくと随分よくなったような。
そしてとにかく偏執狂的なまでに登場するイケメンロープアクションも謎です。