アイドル地獄変(ISBN:4088765486)
(尾玉なみえ、集英社)
トップアイドルを目指す主人公・海ひろ子。彼女と、その周りにいる妖しい人々が織り成す、芸能界の悲喜劇という設定はほどほどにこんな感じ。
- トップアイドル・美原あいのバックダンサー役に大抜擢。指示された振り付けとは全く関係のない踊りで、ダンサー仲間たちを次々とKOしていった。(第2話『あほアパーカッツ!!!』)
- バラエティー番組で使われていた小道具。“お笑い殺し”と呼ばれ、ひろ子の暴走を止めるために用意したはずだったが、逆に彼女を目立たせる要因となってしまう。(第4話『ミス☆ボックス』)
- 犬にリローデッド(?)した敏腕マネージャーの紅を元の姿に戻すためUFOを呼びだそうとするひろ子。ちゃんとUFOが来たということは、どうやら彼女のセンスは宇宙ウケするらしい。(第9話『並べろ!宇宙人!!』)
- 捕獲したカブトムシを昆虫王国の長・ムシゴロウに差し出したひろ子。最初は可愛がっていたムシゴロウだったが、何故かいきなり食し始め周囲を唖然とさせる。(第10話『へびゴロウ』)
- 日本医学界に危機感を覚え、医者に扮装。“どエロ病”なる新たな病名を作るだけに飽き足らず、病院の院長にルックス重視の医療論を提唱する。(第12話『お茶の水博士によろしく』)
- 秘密の奥様クラブを運営する謎の仮面外人マダム・ベラ(ひろ子)。彼女から恥ずかしい写真を撮られてしまった紅は、オバサンを相手に数々の変態プレイを強要されてしまう。 (最終話『奥様クラブ★ギルティ』)
巻末付録にアイドル地獄変かるたが付いているので、切り取って遊ぶとよいでしょう。
新作の剣闘士大河ロマン『スパル・たかし』は、朕も駅前で立ち読みしているビジネスジャンプで大好評連載中。