マッハ!!!!!!!!

  1. CGを使いません
  2. ワイヤーを使いません
  3. スタントマンを使いません
  4. 早回しを使いません
  5. 最強の格闘技ムエタイを使います

田舎の青年ティン(トニー・ジャー*1)が、盗まれた仏像の首を取り戻すべく、花の都バンコクにやってきて大騒動、というお話。
ティンは殺人モンクの老師から古式ムエタイの奥義を授けられていて、デタラメに強いのです。
しかもティンの空中殺法は真空飛び膝蹴りの域に止まらない人体破壊技ばかり。
容赦の無い殺人キックが、荒くれどもの頭頂・側頭部・後頭部に叩き込まれるたびに、荒くれどもの首がすごく不自然な揺れ方をするので、観ているこっちが不安*2になります。
前半はそれなりにチェイスシーンがあったり、ジャッキー映画っぽい展開がありますが。
後半からは一転、おっかないムエタイの殺人技フルコース。
ストーリー自体は最初から最後までもう本当にどうでもいい感じですが、観終わると確かな満足感が。
次回作『トムヤムクン』は「現代劇ですが、武将が象の上にまたがり、象の足元で戦士たちが古式ムエタイをやる戦争を再現したい」そうです。
早くも意味がわからんちんですが、ストーリーとかが何ら意味を成さない不条理世界なので、「古式ムエタイに象の破壊力が!」とかいう話じゃないかと。


あと老師からもらったコンバットドラッグの主成分。

  • ヤバめのハッパ 99.9%
  • 御仏の慈悲    0.1%

*1:ダイエーの井口ッ面

*2:撮影中にこっそり何人か死んでると思う