ハンターズ・ムーン モノビーストデータ

■アヴゴ
ランク:変動(托卵者のランク+4) 領分:変動(托卵者と同)
弱点:変動(托卵者と同) 習性:変動(托卵者と同)
異形アビリティ:変動(托卵者の死亡時保持していた異形+ランダム4種類)
基本アビリティ:変動(托卵者と同)


■アヴゴの外見
鶏の卵に酷似した物体です。卵の殻の表面は極彩色の蠢く模様で覆われています。大きさは後述する「托卵者」の身体サイズによって変動します。
また、孵化したアヴゴの外見は托卵者によく似た姿となりますが、これはモノビーストには本来ありえないことです。ただし、異形により醜怪さと凶悪さが数割増しています。
ちなみに托卵者が人間だった場合、人間に近い姿となりますが、その挙動が人体構造上の理に適ったものであるとは限りません。


■托卵者
アヴゴは孵化するまでの間(遭遇フェイズ〜真夜中の戦闘フェイズ終了時)、「托卵者」と呼ばれるモノビーストに自らを守らせます。
托卵者となったモノビーストはアヴゴに殺戮衝動と生存本能を支配されており、アヴゴを攻撃されない限り、積極的に攻撃しようとしません。
ただし、アヴゴはより多くの異形を欲しており、異形を獲得している獲物、つまりハンターが十分に弱っていれば、托卵者に襲撃を命じます。
托卵者の行動表はGMが自由に作成して構いませんが、上記の点に留意しつつ、『ハンターズ・ムーン』の行動表をアレンジするとよいでしょう。
真夜中の戦闘フェイズ終了後、アヴゴは孵化し、即座に托卵者を貪り喰って(托卵者は無抵抗です)、托卵者が死亡時までに保持していた異形を全て獲得します。
托卵者となるのはモノビーストだけではありません。異形を獲得している者であれば、托卵者の条件を満たすことになります。よって、異形を獲得したハンターキラーも托卵者となる可能性があります。


■真相
ハンターが孵化したアヴゴを殺すことが出来たとしても、アヴゴは卵の状態で何処かに再び出現します。
実の所、アヴゴそのものはモノビーストですらなく、モノビーストを生み出す現象に過ぎません。超自然現象ではあるのですが。
アヴゴを完全に滅ぼすには、孵化する前、つまり真夜中までに卵を完全に破壊する必要があります。ただし、これも仮説に過ぎません。今までに試みたハンターは、ことごとく托卵者に殺害されているからです。
真夜中までに托卵者を殺した、あるいは幸運にも托卵者をアヴゴから引き離すことが出来た場合のみ、卵を破壊することができます。破壊自体の判定は不要です。
ロケーション変更判定でスペシャルを出し、ロケーションを変更する代わりに、托卵者をアヴゴから引き離すことが出来ます。ただし、その者は次の戦闘フェイズに参加できません。