ノーカントリー

B「ZIP UPッ!」(ブリリアントルームから声)
朕「………………………」
B「ACTッ!!!」(水音とともに登場)
朕「………………………」
B「いこう」
朕「いこう」
そういうことになった。



朕「アカデミー賞4部門堂々受賞の話題の人殺し映画ですが……」
B「客層の大半が昔インテリでした的な爺ィばっかなのは意外だったけどな!」
朕「同伴してた奥さん和服着てたしね……」


B「まあテキサスで大金盗んだら珍武器持った殺し屋に追われてそれを保安官も追うというある意味王道な訳だが」
朕「しかも実際追われる理由なんか後付けですよ、みたいなメタな描写もあるしね」




B「あと追われる方のヒゲの無職が『プラネット・テラー』に出てくる変態医師だったのには後で気づいた」
朕「『アメリカン・ギャングスター』にも悪徳警官の役で出てたけどね」
B「欲を言えば折角テキサス無職の役なんだからもっと変態でもよかった」
朕「いや……変態性で売ってる訳じゃないから……」



B「まあオカッパの殺し屋が屠畜用エアガンで大暴れ……これだけで勝利は約束されていたのであった」
朕「はあ」
B「『ナチュラルボーンキラーズ』の中の人もいい所なしで惨殺されたしな!」
朕「まあ……今回は勝てる要素がなかったよね……」
B「テキサス無職もベトナム帰りの知識を総動員して必死に逃げるもアッー!逃げてー!的シーンが満載でよかった」
朕「無慈悲かつ圧倒的な暴力のフルコース。原題の『老人の住む国にあらず』が味わい深いですね」


B「その頃保安官こと宇宙人ジョーンズはアキバでオムライスを喰っていたのであった」
朕「………………喰わないよ」