プラネット・テラー in グラインドハウス

(これまでのお話)
箱根方面で遅い夏休みに行ってきた夜音さん。
しこたま飲み食いしつつアナログゲームを遊び倒す3泊4日。
そんな訳でキングオヴバカの称号を返上しオリジンバカにジョブチェンジしたのでった。
B「巫山戯んな!のし上がったるッ!」
朕「……女帝?」
B「不惑プラネット・テラーが今週限りなのを知らん訳ではあるまいな貴様ンンッ!」
朕「旅行のお土産を買いそびれてしまったのでアリバイ的に何か買いに行きたいのですが……」
B「そんなんその辺で買った羊羹をば穴という穴にブチ込んでやれッ!」
朕「………………………………」


朕「画質と音質が意図的に悪いですが本編自体はいつものロドリゲス作品のような…?」
B「まあ偽予告編の『マチェーテ』が冒頭に出てきたので眼福だったがな!」
朕「露悪的なまでにB級を志向しつつ目立った粗の無いいい造りでしょう」
B「レトロマニア向けの企画物をキッチリバッチリ娯楽作品に仕上げてきたよな。これを観た後だと『デス・プルーフ』はいかにもシネフィルに媚びてるっつーか」
朕「あー……世紀の怪作と言いつつも所謂シネフィルの『語りたい欲』を充足して下さい的作品になってしまっていると」
B「まあグダグダ言っても偉大なる領袖ハスミン先生のシンパ様ほど偉かねー訳だが。しかしタラはわざわざ出てきた割には台詞も少なかったし薄かったな」
朕「役柄自体は面白かったしもっと面白く出来たと思うんだけどね……」
B「あとブルース・ウィリスの友情出演に全米が泣いた
朕「別にブルース・ウィリスである必要無い役だしね。つくづく仕事選ばないなあ……」
B「もっと言うと予告編で秋元康の難病エクスプロイテーション物が映画化されてて大爆笑した」
朕「まあ難病物流行ってるし。毎度の事ながら全方位をディスってくるよね……」
B「インテリ野郎の倒錯趣味も糞喰らえだが……絶望した!難病物とスピリチュアル物全盛の激安感に絶望した!
朕「上流も下流も大政翼賛な世の中だもんね……」
B「せいぜい首がもげるほど同意してろって話だ。まあそう言う訳ですんで俺様の発言へのクレームは全部お前が責任を持って処理しておくように」
朕「………………………………」