ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

【アナーリ共和国包囲網:(死亡・12)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。


未邦訳シリーズ突入の前夜祭となる今回はいつものように地図チェックです。
『恐怖のるつぼ』はアナーリ共和国南西部にある都市バサリから始まります。
ここからシャー河とチューダス河にはさまれた地域を北上し、麗しの美都タホウを目指すのです。



この感じは何処となく6巻『恐怖の王国』を思い出しますが、それもその筈。
地図の北西にあるのはストーンランド南東のスロビア大公国であり、肥沃なスロビア平原の西には首都スーエンティナが見えます。
北東のシャー山脈の先には砂漠の帝国バサゴニアの荒野ドライ・メインが広がっています。
また、南東のカクシュ高原を越えれば、そこはデッシ魔法国に接するカクシュ帝国の領土。


つまり、アナーリ共和国はこれまで狼が訪れた3国の狭間に位置する国家なのです。
この小国目指し、今しも最悪の災いが迫りつつあります――モズゴールのダークロード・ナーグ率いるダークロード軍です。
そして……それ以上の脅威も、また。
狼は、彼らに先んじて首都タホウに潜入し、『坩堝』と呼ばれる地に眠る古代の帝国シンクスの遺跡を探しだねばならないのです。
迫りくるリミットと未曾有の脅威は過去の探索の比ではありません。


いよいよ、タホウのロアストーン を巡る熾烈な攻城戦が、始まります。
(つづく)