ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

9〜12巻表紙

【予告編:ついに……前人未踏の新章突入、だッッ!!】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。


84年から86年にかけてHJ社が翻訳出版した日本版ローン・ウルフ全8巻。
9巻目のタイトルが「恐怖のるつぼ」とアナウンスされて以降、当時の読者はまだ見ぬ次なる探索地――
マグナマンド最古の都市の一つ、麗しの美都タホウを待ち続けました。
狼が着実に探索を成し遂げカイ・グランド・マスターへの階梯を昇っていく一方、8巻ラストでは遂に、内戦を終えたダークロードが反攻に転じます。
残り4つのロアストーンは何処にあり、どれほど苛烈な探索行が待ち受けているのか。
戦友ペイドとの再会はあるのか。
グランド・マスターを目指す狼の悲願は達せられるのか。
そして、蹂躙され、戦火の広がるマグナマンドはどうなるのか……?
本来ならば、更に4巻が翻訳され、これらの疑問にも答えが出る筈でした。
マグナカイ・シリーズは全12巻。
ダークロードとカイ戦士の死闘を描くマグナカイシリーズは、然るべき大団円を迎える筈だったのです。


9.恐怖のるつぼ
10.トーガールの牢獄
11.時の虜囚
12.暗黒の支配者


しかし、その続きは語られることはありませんでした。
HJ社の撤退で、残る4つのロアストーンの行方、そしてダークロードとの決着は辺境地獄の彼方へと消えました。
今日に至るまで。


そう。
21世紀に入ってようやく、そして、第一巻『暗闇からの脱出』の刊行から20年を迎えた今こそ……
止まっていた狼の時が動き出します。
次回……
ローン・ウルフ第9巻「恐怖のるつぼ」の開幕です。
(つづく)