ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

【幕間:戦慄のジャングルへ:(死亡・11)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。



遂に狼の探索行も邦訳最終巻、8巻目『戦慄のジャングル』に突入です。
今までも氷の荒野や砂漠の帝国など、様々なステージでの冒険を繰り広げてきた今回の狼の行き先は広大なダナーグ沼沢地。
熱帯雨林の秘境探検などという形容すら生温い……というのもこの地こそ、地獄の王アガラシュの創造した怪異が今なお徘徊する邪悪の源なのです。



ダナーグの入口となるシアダはタレストリア自由国公国にあり、常に不毛な北のオジアの侵略に脅かされています。
タレストリアは西のダナーグ沼沢地と北の不毛の地オジア奴隷国から、常に闇の侵攻に晒されているという訳です。
地図の東に位置するのは懐かしいストーンランド。
右下に見えるのがデュアドンを首都とするエルデノラ自由連合があります。
ちなみに、1〜8巻までの地図は全部ひと繋ぎにすることができます。



マグナマンド全体が一続きになっていることがお分かりになるでしょうか。
ソマーランドでのカイ修道院脱出行から始まった冒険は、隣国ドゥレナー、氷の荒野カルト、運命の峡谷ルアノン、さらに砂漠の帝国バサゴニア。
ラストランド一帯を越えてストーンランド、デッシ魔法国と続き、遂にこのダナーグ沼沢地にまで辿り着く訳です。
左上の空白部分は混沌と邪悪のしろしめす地ダークランド。
それでも人間の力、善なる力の強かったこれまでの地とは異なり、さながら地上に現出した奈落の地。
悪の半神ダークロードの力も強く及び、周囲にはドラッカー諸国などが接する危険地帯。


この地図さえ不十分な人跡未踏のジャングルに、狼の求めるオライドのロアストーン が眠っています。
次回、いよいよ『戦慄のジャングル』の始まりです。

(つづく)