ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

【伝授のサークルと教えの向上:(死亡・6)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。


前回に続き、マグナカイ・シリーズの新たなボーナスの説明を続けます。
マグナカイの教えはどれひとつとっても強力ですが、それだけではありません。
修道院虐殺より以前、カイ・マスターたちはマグナカイの研究に明け暮れ、『伝授のサークル』と呼ばれる4つの修行房を作り出しました。


 マグナカイの伝授のサークル
伝授のサークルの名前 習得すべき教え戦闘力点 体力点
 火のサークル上級武術・上級狩猟術  +1  +2
 光のサークル動物コントロール・治癒術  ±0  +2
太陽のサークル 隠蔽術・上級狩猟術・方向認知術  +1  +3
精神のサークル 念波動・念バリア・ネクサス・予知  +3  +3

『伝授のサークル』の教えを極めることで、カイ・マスターは心身に眠っていた潜在能力を限界まで引き出すのです。
それにより、常人が到達しえないほど戦闘力と耐久力を高められます。
ゲーム的には、どの教えを選びどのボーナスを狙うか、そこに戦略性が生まれるのです。


更に前シリーズと同様、カイ・マスターも探索の旅を成し遂げるにつれ階級が上がっていきます。
既に3つのマグナカイの教えを身につけた6巻スタート時の階級は下の通り。


1.カイ・マスター
2・カイ・マスター・シニア
3.カイ・マスター・スペリオル ←この段階から6巻『恐怖の王国』の冒険が始まる。
4.プライメイト
5.チュータリー
6.プリンシパリン
7.メントーラ
8.サイアン・カイ
9.アーチマスター
10.カイ・グランド・マスター


しかも今回は、階級が上がっていくにつれて「教えの向上」が明確に現れ、それぞれの教えが更なる力を発するのです。
例えば先日の座談会で出た「血の臭いさえ消す」能力は、ファブリーズメントーラの階級に達した方向認知術の恩恵によるもの。
他にも幽体離脱が可能になったり、治癒術を限界まで引き出すことで一瞬で20点の体力を回復できるようになる等、冒険の過程で様々な異能を得ていくことになります。
冒険を始めるに際しては、今現在の探索だけでなく、その後のことも考えた選択が重要になるのです。
(つづく)