ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

【パラグラフ201→→→パラグラフ327:再び戦いの空へ:(死亡・6)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。



闘犬アカタズの追撃をかわし、ドラッカーの一撃で2点を失いつつ、三倍速で宮殿のバルコニーを疾走する。
玉座の間に佇むダークロード・ハーコンとザカーン・キマー帝。
神と人、それぞれの邪悪の体現者。
いつか必ず、彼らは俺の前に立ちはだかるだろう。
―― その時まで、俺が生きていればの話だが。
通路を抜けたところで、斧の奇襲をかわして衛兵を斬り伏せ、尖塔を登っていく。
第一部での傷もカイの回復術で完治していた。
不敵なドラッカーを頂上で待ちかまえる。



ドラッカー 戦闘力点17 体力点35


……どうも運命の女神と相性が悪いようだ。
連続1(ファンブルかつ反撃喰らう)のあとに0(必殺)が来る。
戦闘比+11で 8点のダメージ を喰らうこの状況に苛立ちつつ、再び全力疾走する。
塔の階段を下り、詰所で水筒 幅広剣 を入手。
橋を渡って押し寄せてきたドラッカーの一隊を迎え撃つ。



ドラッカーたち 戦闘力点18 体力点34


今度こそ、太陽の剣が勝利の咆哮を上げた。
黒い鉄鎧ごと指揮官の胸郭をソマースウォード で穿ち抜き、返す一閃で部下2人の首を斬り落とす。
踊るように痙攣する死体を蹴倒し、俺は血の海の中から黒水晶の立方体 を手に入れた。
指揮官の持ち物だ。恐らく貴重なものだろう。
水筒 ともども懐にしまい、庭からザカーンの私室へ走り、イチカーの止まり木まで駆け登っていく。
瞬殺した見張りからは真鍮の笛 と金貨8枚を奪い、革袋の金貨は50枚まで貯まった。
カイの動物語でイチカーを落ち着かせ、バラキーシュ宮殿から巨鳥の翼で舞い上がる。
闇が近づき、有翼獣クラーンの追っ手が迫ってきた。
前回とは方向を変え、南ではなく東のチューラへ向かう。


夕闇の中、チューラと首都を結ぶ本街道がはっきり見えてきた。
インラヒム湖沿いに9メートルも盛り土した土手道がよい目印となった。
瓦を葺いた石造りの家が、チューラに近づくにつれ数を増していく。
あと8キロのところで、小さな村の上空をクラーンの群れが旋回していた。
先回りされたのか?
そのとき、背後からの青銅の矢がイチカーに突き刺さり、石弓を構えたドラッカーがクラーンに乗って接近してきた。
強風で声は分からずとも意図は察した。
一騎打ちか、面白い!!



クラーンの乗り手のドラッカー 戦闘力点20 体力点28


脱出行で負った先程の刀傷も治癒している。
すいとクラーンが降下してきた。
互いの翼が交差する一刹那……乱数表は、9だ!



通過パラグラフ:201→(21パラグラフ(戦闘3)省略)→ 回復術の効果:+11点   現在の体力点:32点(全快)
(つづく)