ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

【パラグラフ336→→→パラグラフ254:狼と魔法の投網:(死亡・6)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。



冷たい風を頬に受けて塩湖の中央へ落ちていく。
クラーン、飛行船、遠くの地平線が万華鏡のようにめまぐるしく回転する。
これで俺も最期なのか……!!



と突然、ねばねばした糸のような物に体がからまる。
激しい衝撃を受け、息もできない(体力点を2点失う)
信じられないことが起こった!
君はもう落下していないばかりか上昇している。
どうやらクモの巣のようなものに捕まったらしい。
落ちるときと同じぐらいのスピードで飛行船に向かっている。


ポキャリと奇妙な音が響き、体が柔らかく抱きとめられる。
恐らくは、魔法の投網だろう。
それが全身を宙吊りにしているらしい。
すんでの所で俺は助かったのだ。
体力点僅か2点という崖っ淵で、辛うじて――


激しい衝撃を受け、息もできない( 体 力 点 を 2 点 失 う )


「ポ、ポキャリッ!?」
恐る恐る首に触れてみる……プランプランに、頚椎が折れていた。
あ。
あ、あー。
成る程。
つまり2−2=0ってやつ。
まー。
そのう。
何というか。
俺は。
死んだんですか――!!!(ここだけ猪木口調で)
俺の魂の抜け殻らしきをものを載せて、ふわふわと飛んでいく投網。
あーあ。
投網を引き揚げたバネドンの心情は察する に余りあるなあと思いつつ、俺の命と冒険の旅はここで終わる。



『ローンウルフ6人目 再起不能(リタイア):死因 虚弱すぎて死→To be continued 』
(つづく)