ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

深淵よりバシュナの霊が迫る

【パラグラフ296→→→パラグラフ122:魔域の対決:(死亡・4)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。



太陽の剣を頭上に掲げた瞬間、恐るべきことが起きた。
唸りをあげるマッケンゴーグの突風が、更に音と強さを増していく。
ここに至り、俺は致命的なミスに気づく。
このマッケンゴーグの地では、ソマースウォード を 使うべきではなかった 。
ダークロード・バシュナの魂が呼応して、己を葬った太陽の剣への呪詛を叩きつけてきたのだ!!
物理的な衝撃さえ伴う死の恐怖に、一瞬呼吸が停まり、胸郭が押し潰されそうになる。
蹌踉めく俺を目にして、バラカは黒い刀身を振り下ろした。
僅かだが身を退くのが遅れ、浅く頬を切られ 体力点を1点失う
だが、その痛みが、俺の怒りを呼び覚まし、無理矢理に恐怖を克服させてくれる。
ダークロード・バシュナの魂はいまだ彼岸にあり、その復活を阻止できるのはこの俺だけなのだ。
ここで、バラカもろとも葬り去るッッ!!!



バラカ 戦闘力点25 体力点29
バシュナの助けを得て、バラカは非常に強力な念撃で攻撃してくる。
精神防御を身につけていなければ、この戦闘の間じゅう 戦 闘 力 点 は 4 点 低 く な る。
バラカはおそるべき意志力をもつ戦士なので、彼に念撃は通用しない。


太陽の剣をもってしてさえの、戦闘比マイナス戦闘。
だが、この戦いこそ最後の決戦だ。
どれだけダメージを喰らおうが、最後に1点だけ残っていればそれでいいッ!!!
俺は咆哮とともにバラカに斬りかかった――



激闘は一進一退だった。
7点のダメージを与えればお返しに5点喰らわされる。
全身血塗れとなり、5回戦終了時にバラカのダメージが27点、俺のダメージが16点。
確実に次の一撃で俺かバラカのどちらか―― あるいは両者が斃れることになる。
俺とバラカは同時に剣を振り下ろし、そのまま擦れ違った――



―― 乱数表の数値は「8」。



バラカのダメージは8点、肩から袈裟懸けに深々と太陽の剣が斬り下げる。
そして、俺のダメージは…… 1 点 …………!!!!!!!



狼は、死んだのか!?
(次回決着!!!)