ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

王都ハマーダル

【パラグラフ40→→→152:逆襲の狼:(死亡・3)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。



14日のあいだ、俺はアリン王の客人として城にとどまり、軍が召集され、ドゥレナー艦隊が編成されていくのを見守った。
包囲されているだろう王都ホルムガードの人々を思い、彼らがドゥレナー軍の到着まで持ちこたえることを願う。
出撃までの忍耐の日々を、俺はソマースウォード を操るための鍛錬と瞑想に費やした。
おそらく、この太陽の剣が戦争の帰趨を握ることになる。
事実、数百年の長きにわたり眠っていた剣には、蓄積されてきた太陽の力が満ち溢れているのだ。
傍らに佩いているだけでひりつく程に感じられるこの力を、いかに自在に引き出すか。それが重要だった。



鍛錬の合間に、ドゥレナーの薬草官メイディン・レンダリムがやってきた。
彼の名声はラストランドじゅうに知られている。
治療を受けた俺は 体 力 点 を す べ て 取 り も ど し、また非常に濃縮されたラウンスパーの薬(体力点を5点取りもどす) を貰う。
彼はまた、哀しい知らせを持ってきたと俺に告げた。
「……ソマーランド外交官、ライガー提督の死、ではありませんか」
――この訃報を薬草官が口にする前に、既に俺は答えを知っていた。
ライガー提督はヘルガストに惨殺され、その亡骸はターナリン入口近くの森で発見されたという。
感情の昂ぶりに呼応し、ソマースウォードの刀身を黄金の焔が舐め上げる。
鍛錬が俺の怒りをさらに研ぎ澄まし、より純粋な力へと高めていた。



【アクション・チャート 水上の炎】 (パラグラフ152暫定)


能力値

・戦闘力点26(16+8+2) ・体力点26(24+2) ・金貨0枚

装備(武器 2つまで)

・ソマースウォード(戦闘力+8) ・幅広剣

ナップザック(8個まで 満杯)

・アレサーの薬(一時的に戦闘力+2) ・回復薬(体力+3)

・ラウンスパーの薬(体力+3) ・特別なラウンスパーの薬(体力+3)

・食料×3



特別な品物

・水晶の星型のペンダント

・かぶと(体力点+2)

・盾(戦闘力+2)





任務を受けてから33日目の朝。
アクシム卿とともにパックス港に入った俺は、岸壁にひしめきあう無数のガレオン船の艦隊を目の当たりにした。
歪曲した船首、高いマストがマグナマンド有数の海軍力を誇示し、ドゥレナーの旗が高らかに翻っている。
勇敢な兵士たちはいずれ劣らぬ歴戦の勇士で、同盟国の仲間を殺したダークロードへの復讐に燃え、開戦のその時を待ちわびているのだ。
カルフェン提督の旗艦『ドゥレナー号』に乗り込み、全軍の出撃命令がここに下された。
ついに、反攻の狼煙は上がったのだ。
(つづく)