ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

nacht_musik2005-05-16

【パラグラフ91→→→7:11番目のカイの教え】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。



知りたいことははっきりしている。
薬草屋なんだから、薬草の種類と値段だ。
1パラグラフで説明できることなのに、わざわざ「商品を見ていくか」という選択肢がある。
おかしい。
精神を整え、指を揉みほぐし、そして禁じられた11番目の教えを解放する。



「秘 奥 義 ・ 指 は さ み の ぞ き !!」



……どうよとか言うな。あと解説もさせるな。どんな技か名前で分かれ。
もとのパラグラフに指を挟んだまま、そっと先のパラグラフを読む、それだけだ。やばかったら閉じて戻ってくる。見なかったことにする。それだけ。
ゲームブックで遊んだんならやったことあんだろーが。ああン!?(逆ギレ)
ともかくだ。
のぞいた先のページでは、薬草屋が自慢げに商品を広げていた。イラストもついている。



う、胡散臭ぇeeeee!なにこの親父!!!
大体何だこのふてぶてしい笑み。こいつは裏切り者の顔だ。
しかも本文を読むと、体力を増すもの、鋼鉄の力を与えるもの、さまざまな薬を出したといっておきながら、薬の代金も名前も書かれていない。
さらに魔法の杖を売りますときた。はっ。


一応、パラグラフの末尾には選択肢と次に飛ぶ項目があってホッとした。
この禁断の技――完全無欠の能力のようだが『弱点』もある。
当時のローカルルールを適用すると、覗いた先が死亡エンドだったら戻れないんだ。
仮に、この先の2択(薬を見るor杖をみる)までのぞいて、そこで俺が死んでたらリプレイ終了(1からやり直し)ってこと。


挟んだ指を解放し、ほっと息をなでおろした。
君子危うきに近寄らず、だ。

(つづく)