魔界の神殿1 −運命の予言−(ISBN:4150203598)

nacht_musik2004-04-01

(テリー・グッドカインド、ハヤカワ文庫FT)
正統派ファンタジー『真実の剣』シリーズの第4部開幕。
今回は名実ともにダーラの支配者となりアイディンドリルを掌握した主人公リチャードが、幼馴染の薬草師ネイディーンに押しかけられ、戦うヒロインこと聴罪師長カーランが焼き餅を焼くお話。
カーランは自制心の塊のような女性なので余計怖い。
まだ『魔導師の掟・その4』は登場しないようですが、第3部の登場人物たちも出揃っていないので、次巻以降の展開が気になるところ。

大長編『時の車輪』シリーズは長いのでこちらから読み始めたのですが、これが長い長い。
これだけ長い海外小説を読んだのは『アンジェリク』以来だ。


『マンハッタン狩猟クラブ』はまだ読んでいる途中。
それにしてもジョン・ソールは悪趣味だなあと思う。
クーンツとかF・ポール・ウィルスン(嫌いではないんですが)よりはモダンホラーとして多少は洗練されているとは思うが、この人の「いやなものを見てしまった」感は独特なものがあります。