ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

【パラグラフ120→→→パラグラフ350:現界:(死亡・15)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。



ひどく……
長い時間が、経ったような、気がする。
どこか夢見心地の、遠い意識をここへと呼び戻す。
全身が血に塗れ、激痛を訴えていた。
断裂した全身の筋肉はまだ治りきっていない。マグナカイの治癒術をもってしても、まだ数時間はかかるだろう。
抉り飛ばされ、穿ち抜かれた両腕は骨が剥き出し、痛覚を麻痺させるのがやっとの状態だ。
何もかもが朦朧としている。
だが、確かなものもあった。サンダイのこの地下寺院に横たわっているものも。


 破滅をもたらす毒のように黒い大理石の上にボナターは死んで
横たわり、卑しく痩せこけた体をずたずたにしている。死体を脇に
転がし、震える手でロアストーンを取り上げる。


半日以上をかけて、ボナターは等分に斬り分けられた。
死への絶望と恐怖に満ちた絶叫。哀願。呪詛。
奴はおそらく最期まで正気だったと思う。いや、狂っていたかもしれない。どっちでも構やしない。
あの暗い激情は、どこかへ抜け落ちていた。


マグナマンド最後の希望――ロアストーン へ手を伸ばす。
即座に圧倒的な力の波が流れこみ、全身の痛みを取り除き、負傷をみるみるうちに再生させていく。
そして、常命者を超えたレベルへと心身が変容していくのを感じた。
力に身をゆだね、ロアストーンに封じられた善竜ナイゼーターの意思に導かれるまま、影の門へと引き寄せられていく。
「帰ろうか。まだ戦うべき価値のある世界へ」
自分自身に向け、確かめるように呟く。
進んで暗闇に足を踏みだし、生成世界マグナマンドへと勝利の帰還を始める。
これが真の第一歩だと信じて。


あまりにも過酷だった永遠の黄昏界。まさしく総力戦だった。
アイテムを使いきり、ギリギリの死線をかいくぐってやり遂げたのだ……ソマースウォード なしで。



かくて マグナカイのロアストーン探索はついに成功を収めた。
残された2つのロアストーン の本質は今、ローン・ウルフの心・技・体を結び一つになった。
しかし、決定的な戦いにはまだ勝利してはいない。
狼の宿敵――ヘルジェダドのダークロード――の力は、狼がダジャーンにいた間により洗練され、強大になっているからだ。

真のカイ・マスターとしての勇気があるなら、真の偉業を、覇道の終焉を目撃する蛮勇があるのなら。
ローンウルフ・マグナカイ・シリーズの最終章、グランドフィナーレが君を待ちうけるだろう。


―― タイトルは『暗黒の支配者』―― だ。



【ローンウルフシリーズ第11巻 時の虜囚 完】



【時の虜囚】冒険結果  ローン・ウルフ 16人目(15度死亡)


能 力 値   .


・戦闘力点27(15点+2+2+3+1+4)  ・体力点40(28点+4+3+3+2)→現在11点

・金貨6枚   ・14ルーン



マグナカイの教え(階級:サイアン・カイ)   .


・動物コントロール ・念波動 ・念バリア ・治癒術 ・上級狩猟術 ・ネクサス

・予知 ・上級武術(得意武器で戦闘力+4:斧、弓、幅広剣)



習得した伝授のサークル   .


・火のサークル(戦闘力点+1 体力点+2

・光のサークル(体力点+3

・精神のサークル(戦闘力点+3 体力点+3



装備(武器 2つまで)   .


矢筒と矢(矢筒1つに6本まで)   .



・斧

・デュアドンの銀の弓(弓の射撃ボーナス+3)



・矢筒:有(1つ)   ・矢:残り5本


特別な品物(12個/12個まで)   .


ナップザック(8個まで)   .



・水晶の星型のペンダント

・銀の兜(戦闘力+2)

・盾(戦闘力+2)

・鎖帷子(体力+4)

・カルトの火の玉

・ダイアモンド

・火種×2

・精神の指輪

・灰色の水晶の指輪

・地図





・ケツ・スポア(致死毒)

・食料

・食料

・食料



修道院においていくもの   .


・エデの薬草(体力点+10) ・ラウンスパーの薬(体力+4)

・特別なラウンスパーの薬(体力+5)

・ラウンスパーの薬(体力+3)

・青い錠剤(二服分)

・オキシデン・チンキ(体力点+2)

・ガロウブラッシュ(眠り薬)  ・幅広剣×2 

・パッド入り鎖帷子(体力+2) ・ソマースウォード(戦闘力+10)

・瑪瑙のメダル(ポケットにしまう)

・力の鍵  ・銀の笛  ・プラチナのお守り

・火種×1  ・通行証

(つづく)