ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

【パラグラフ199→→→パラグラフ286:奈落の狂戦士・俺:(死亡・15)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。




  コージンダ  戦闘力点32  体力点48


 勢いのある攻撃を加えたため、戦いの間じゅう、戦闘力点に3点を加えてよい。


序盤中の序盤で超絶トラップ発動、理不尽な戦闘の渦中へ飲みこまれる。
だが無論、狼は抜かりなく……抜け道を用意していた。
「秘 奥 儀 ・ 指 は さ み ノ ゾ キ!!」
「とりあえず覗いただけさ」と御託を並べつつ戦闘シーンから撤退。
さっきのはアレだ、動物コントロールでの支配に成功したからひどい目にあったのだ。
では、失敗していたなら……?
―― もっとひどい結果かもしれないと覚悟しつつ、一応パラグラフ271をのぞく。



  弓をもっていて使いたければ、322へ。
  弓をもっていないか使いたくなければ、31へ。


ちょ、何この素敵展開!
コージンダを操りきれないと知った俺(本文中の狼)が、迅雷の速度で弓をつがえていやがるんですが!
てことはあれか?
クリティカルで一撃必殺もありえますか?
読みすすめ、確信を得た。
弓の攻撃は全ボーナスが有効。狙えるのは目のみ、9以上なら命中。その場合はクリティカル(即死)発生なのだ。
いや……いやはや。
この展開はひどい。理不尽のきわみだ。
動物コントロールを身に着けている方が不利になるってどういう理屈だよ。
ともかく。
これで、ベストな展開は把握した。
あとはどう因果をコントロールしていくか、だ。
難儀なことに、動物コントロールで指してしまった乱数表を指しなおすことはできない。
ローカルルールのペナルティがなせる業……あと付けでズルを宣言する以上、先に出した乱数をなかったことにはできないのだ。
一つのズル業発動中は、別のズル業は使えない。
俺のルールブックはルールを決めた俺にとっても唯一絶対の原則なのだ。
ならばどうするものか。
その手順、完璧な綱渡りを見せてくれよう!



「指 は さ み ノ ゾ キ!!」を用いて動物コントロールのシーンまで戻す。
乱数表の出目は「2」。
この瞬間、速攻魔法ズル発動!
第二のズルテク「サ イ コ ロ 交 換!!」で『今出た「2」を次に出す「0」と交換』するッッ!
セカンドトラップも打破、動物コントロールの失敗したコージンダを弓でポインティング
運命の乱数がうなりをあげて突き刺さる……!


 
 放った矢は生き物の目に穴を開け、割れた卵のようにぱっくり裂いた。 
 矢は生き物の脳深くまで埋まりこんで止まり、傷の苦悩を与えるまもなく 
生き物に死をもたらす。 
 


……胸郭が割れんばかりに動悸が高ぶっていた。
完璧中の完璧。
乱数の出目、実に「9」。
緊張が抜けたのか、ズルズルと背がすべり、洞窟にもたれかかる。
かろうじて……
この危難を免れたようだ……



通過パラグラフ:(161(巻き戻し)→13→271→322→286→  治癒術の効果:+4点   現在の体力点:39点

(つづく)