ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

【パラグラフ37:暗夜の果て:(死亡・15)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。




  セナー・ドルイドの亡霊たち  戦闘力点32  体力点40


これが最後の一戦!
一撃で一切合切決着してくれるわッ!



ああ。分かっちゃいるんだ。
まあ正直な話、死にフラグ立ってるよな? 今日の俺。
だから。
せめて無心に剣を振るい、乱数表を指した。



1・2ターン目の出目は3と5。
この意味するところは一つ。
今回もまた……わずかに、勝利に手が届かなかったと、そういうことだ――


死に逝く俺を嘲笑ってか、祝福してか、闇夜にセナー・ドルイドの亡霊が狂喜乱舞している。
草地に大の字に転がり、目前の終焉をただ凝っと見上げる。
構わない。
別に悔いはない。
正直言えば、今回は少々生きあがきすぎたと思っているのだ。
狼の命は、本来ならドルイドたちのあの地下聖堂で、デーモンロードとともに滅するはずだったのだろう。
ちょっぴりだけ長生きできてよかったと思う。
きっちり教訓を残して、次の走者に情報を手渡し、死ぬことができるからだ。
すなわち――
『ゴースト島には近寄るな。ロークは殺せない』
次こそ。
次こそはこの悪運を、死の螺旋を断ち切ってくれ―― ローン・ウルフ―― !!



『ローンウルフ15人目 再起不能(リタイア):死因:ゴースト島で消息を絶つ→To be continued 』
(つづく)