ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

【パラグラフ267→→→パラグラフ18:街道を逝く――エル渓谷編:(死亡・14)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。



「乱数表」を指せ。
上級狩猟術を身につけていれば、その数に3を加えよ。
0から4なら、208へ。
5以上なら、33へ。

今度の出目は「4」、ボーナス加えて合計7。
さくっと無傷で投げナイフをかわし、ハルガーを強襲する。
雑兵殺しの剣ことソマースウォード のおかげで、初っ端から 戦闘比+11以上 のアドバンテージ。
あれほど手こずったレジスタンスも、雑魚中の雑魚だ。



ハルガー  戦闘力点24  体力点30


2回戦目で乱数「9」。クリティカルにより先頭結果は「K」―― すなわち即死。
頭頂から股間まで一撃で両断、血糊を払って鞘に収めた。
「おとなしくムチをよこせば良い物を」
ふてぶてしく悪役面で嘯き、ハルガーの死体を蹴り起こす。
剥ぎ取った牛追いムチ をナップザックに吊るし、36ルーン の硬貨は皮袋に押収した。
監視塔をあとに橋をわたり、密林を進んでカイグの集落跡へ。
今度は谷を登らず、流れにしたがって川べりを迂回していくことにした。
多少なりとも目新しさは必要だからな。
エル山脈の山麓まで通じる早瀬を上流へ向かい、夕方までに、この困難な地形を10キロ近く踏破した。
そろそろピルシの街か、あるいは野宿できる場所が出てくるはずなのだが……
そう思い出したとき、偶然にも山肌が開け、谷あいへの美しい小径を見出した。
馬を進め、思わず感嘆をもらす。
先にあったのは、色鮮やかな野生の草花で満たされる峡谷だった。
かぐわしい匂いが鼻腔を誘惑し、不意に眠気が襲ってきた。
このまま……
今夜はここで転がり、寝付いてしまいたい……


 峡谷は、それら自身の輝きで目が眩むほど色鮮やかな野生の草花の海で
満たされている。
 花々がにじませる匂いは非常に強力で、今すぐ馬を下り、美しい花の中で
横になって眠りたいという、震えがくるほどの衝動におそわれる。


 ネクサスを身につけていて、プライメイトの階級に達していれば、83へ。
 治癒術を身につけていれば、255へ。
 どちらの教えも身につけていないか、プライメイトの階級に達していなければ、167へ。


(つづく)