ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

【英国人気質:(死亡・12)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。

来たるべき冒険世界の地図を眺めてイメージを膨らませているところへバカ降臨。
B「何だまだ地図チェックしてんのか。装備とか決めてないのかよスカンタコが」
朕「ムゥーン」
B「ところで、冒険始める前にする事があるんじゃね?あるんじゃね?」
朕「何その誘い受け巫山戯てるの?」


そう言えば、と思い出し、嫌々ながらBOBにいつもの質問を。


朕「あー…9巻はぶっちゃけどうですか。グレートBOB様が遊ばれた感想では。攻略法とかないの」
B「ジョーデバー御大がおむずかりです」
朕「おむずかりとな」
B「マグナカイ導入にあたる6・7・8巻は、実はそんなに難しくありませんのだ!」
朕「……何ですと?」
B「純然たる難易度だけで言えばむしろeasy→kidsを通り越して夜の受精すなわち……何といういたわりと愛」
朕「ちぇりおッ!」


3文字の禁句が飛び出す前に殴って阻止。
日頃の勢いでMMR風に突っ込むのも忘れるほどの衝撃発言です。
死亡フラグだらけの6巻を難しくないとはこれ如何に。
野郎も6巻の面白さは認めているはずなのですが。


B「難しいと面白いは別。戦闘とかバランスもかなり練られていただろう?」
朕「そう言えば、戦闘比プラスの戦いが多かったね」
B「即死フラグも、二度目以降は引っかからないからクリアしようがあるだろ?」
朕「リプレイする側としてはあんまり嬉しくないけども」
B「何回か死に覚えればクリアできる訳よ。だがデバーたんはそんなんじゃもう全然我慢できなくなってきたのだ!」
朕「はあ」
B「マグナカイも中盤に差し掛かってきて、冷笑的で頑迷なジョンブル気質が溢れてくるのだ!きっと執筆しながら『絶望ォーに身をよじれィ虫けらどもォオオーッ!!』とか叫びたくなってきたのだ!……それが9〜11巻なのです」
朕「デバーたんって……」
B「いやでも本当。今までの敵ってせいぜい30点越えるかどうかだろ?」
朕「!!!!」
B「4〜5巻みたいなソマースウォード持ち専用トラップもなかったじゃん?せいぜい常識の範囲で」
朕「……確かに。極端に敵が強まったりはしてないね」
B「こっから先のシリーズはアレだ。『この巻から始めた人はクリア不可能でしたアハーハー』って作者が公式謝罪しちゃうぐらいのインフレバトル開幕」
朕「……ぞっとしない話だなあ」


ゲームブッカーの基礎知識として、英国人のゲームブックほど意地悪いものは地球上に存在しない(褒め言葉)、というのは身に沁みて知っているわけですが。
どうやら9巻以降は敵が最強に強まっているご様子。


朕「ソマースウォードの他は並程度の狼だからね。死亡無しの連勝記録を止めたくないし…どうしたものか」
B「でもソマースウォード持ってかないといかにも捨てプレイっぽいしな」
朕「ムゥーン」
B「フッ……やはり3巻以降はソマーソードの有無で選民と被差別民に分けられる駄ゲーよな…みたいなッ!」
朕「何その最も神に近そうなキャラクター……大体ソマーソードて……巫山戯てるの?」
B「昔『最後のカイ戦士がゲームブックの質問に答えよう』とか言うなりきりスレがあってな。4巻まで遊んだとか言う狼がいたんだぜ」
朕「はあ………………何か聞いてはいけない業界の禁忌に触れた気がしてきたよ」
B「まあ取り敢えず冒険者根性丸出しであちこちに首突っ込むのはあまりオススメしねーぜ。痛いしっぺ返しとかあるしな」
朕「ムゥーン」


次の教えで上級武術を選び、戦力的に鍛えあげるべきか。
でも6〜8巻までの感触では、マグナカイシリーズにおいては戦闘に関係しない補助能力が絶大に役立っているのです。
「せいぜい悩むがいいぜッ!」と何故か勝ち誇るBOBを尻目に、ひたすら悩むのでした。



次回こそ地図チェックです。
(つづく)