ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ
【パラグラフ1→→→188:大北方街道:(死亡・12)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。
早朝の空は陰鬱な灰白色の靄に覆われ、丈の高い草が冷たい西風に波打っていた。
大北方街道は地平線へ向かって延びている。
街道からは小集落や農場へと続く小径がほぼ等間隔に枝分かれしている。
道端では家畜がのんびりと草を喰み、季節の花の香りが微かに漂っていた。
「日没までにザーロに着けるだろう……多分」
地図で現在位置を確認しつつ、馬上で振り返り話しかける。
「嵐に追いつかれなければ、の話だな」
新しい相棒――ペイドは西から地平線上を流れる青黒い雲の筋を指差した。
正午までに50km程進んだが、ザーロまではまだ半分の行程だ。
徐々に空が暗くなり、霧雨はやがて叩き付けるような土砂降りになった。
泥濘と化した街道を、水飛沫を上げ――大人の膝まである水溜まりを渡る度に、馬の機嫌を宥めつつ走らせる。
篠突く雨の中、増水した川岸に旅籠が見えた。
広い石橋の傍に、藁葺き屋根の水車小屋がある。
旅籠に立ち寄るか。188へ。
橋を渡り、水車小屋に退避するか。61へ。
不快なのを我慢し、嵐の中を馬を走らせるか。318へ。
フェナを出立して初めての選択肢だ。ガイドの顔を立てるべく、ペイドにお伺いをたてる。
「このまま走るのは論外だと思うが……旅籠に寄ってみるか?」
「――知ったことか」
激しい雨に打たれつつ、ペイドは唾を吐き捨てた。
……既視感を誘う反応だった。
【アクション・チャート 戦慄のジャングル】 |
能 力 値 . ・戦闘力点31(17点+2+2+10) ・体力点29(22点+4(+3) ・金貨32枚(ホルムガードに溜めこんだ分が20枚) |
マグナカイの教え(階級:カイ・マスター・チュータリー) . ・動物コントロール ・念バリア ・念波動 ・治癒術 ・上級狩猟術 |
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習得した伝授のサークル . ・光のサークル (体力点+3) |
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装備(武器 2つまで) . |
矢筒と矢(矢筒1つに6本まで) . |
・ソマースウォード(戦闘力+10) ・デュアドンの銀の弓(弓の射撃ボーナス+3) |
・矢筒:1つ ・矢:6本 |
特別な品物 . |
ナップザック(8個まで) . | ・水晶の星型のペンダント ・銀の兜(戦闘力+2) ・盾(戦闘力+2) ・鎖帷子(体力+4) ・カルトの火の玉 ・火種×3 ・通行証 |
・ラウンスパーの薬(体力点+4) ・ラウンスパーの薬(体力点+4) ・ロープ ・食糧×3 |
修道院に置いていくもの . ・エデの薬草(体力点+10) ・レンダリムの万能薬(体力点+6)×5 ・ラウンスパーの薬(体力点+3) ・特別なラウンスパーの薬(体力+5) ・濃縮アレサー(一時的に戦闘力+4) ・アレサーの実(戦闘力+2)×3 ・ガロウブラッシュ(眠り薬) ・バシュナのナイフ ・パッド入り鎖帷子(体力+2) ・幅広剣×2 ・ダイアモンド ・ルビーの指輪・瑪瑙のメダル ・力の鍵 ・銀の笛 ・プラチナのお守り |
(つづく)