ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ
【パラグラフ350:ヘルドスへの帰還〜次なる探索へ〜:(死亡・11)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。
パワー・バリアの中へ入った途端、ヘルドスの大艦隊―― 貿易船や漁船も混じっている―― に出迎えられた。
1時間前にカザン・オード の噴火を見た者全てが、歴史的瞬間に立ち会うべく集結したのだ。
言わばコー島の噴火は数百年にわたりデッシを脅かしてきた恐怖の終わりを意味する狼煙でもあった。
誰しもが競って俺をアルダン卿の旗艦に引き上げ、祝福を送る。
バケロスたちの楽団がファンファーレを奏で俺を迎えた。
「この恩義は生涯忘れません、ローン・ウルフ」
アルダン卿が友情を込めて俺の手を握る。
「貴方は数百年我々が不可能だと思っていたことを成し遂げた……伝説を創り上げたのです」
バケロスたちが卿の言葉を待ちきれずに興奮の快哉を叫ぶ。
促されるままに焼け焦げたカイ・マントの懐からヘルドスのロアストーン を取り出す。
驚愕の呻きとともに、一種の敬虔ささえ帯びた沈黙が垂れ込めた。
「カイ戦士よ」
畏敬に打たれた卿が再び頭を上げた時、その声には紛れも無い尊崇が込められていた。
「貴方は偉大なものの入り口に立っている。此度の貴方の探索の旅と運命は古マギが長い間待っていたものなのです。我々と我々の愛する者の命は、貴方の旅の成否に掛かっていたのです」
卿の言葉がカイ戦士と彼らとの運命の結びつきを確信させる。
遂に最後のカイ・マスターが古マギ人の叡智を学ぶ時が来たのだ。
「次に貴方が探索するロアストーンは、かつての我々の祖国にある最も神聖な礼拝所―― 我々の主が初めて姿を現された場所にあるのです」
かくして俺のマグナカイ探索の旅は再び成功し、ヘルドスのロアストーン の力が俺の心身の一部となった。
次なる挑戦は“地獄の主”アガラシュが創造した怪物が今も跳梁し、奇怪な植物群が繁栄しているダナーグの奥地へと潜入する旅だ。
真のカイ・マスターとしての勇気があるならば―― 古マギの秘密を探る、ダナーグの危険に満ちた旅が狼を待ちうける。
タイトルは―― 『戦慄のジャングル』―― だ。
【ローンウルフシリーズ第7巻 死の城塞 完】 |
【死の城塞】冒険結果 ローン・ウルフ 12人目(11度死亡) |
能 力 値 . ・戦闘力点20(16点+2+2) ・体力点35(28点+4+3) |
マグナカイの教え(階級:プライメイト) . ・動物コントロール ・念バリア ・念波動 ・治癒術 |
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習得した伝授のサークル . ・光のサークル(体力点+3) |
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装備(武器 2つまで) . |
矢筒と矢(矢筒1つに6本まで) . |
・ソマースウォード(戦闘力+10) ・デュアドンの銀の弓(弓の射撃ボーナス+3) |
・矢筒:有(1つ) ・矢:6本 |
特別な品物 . |
ナップザック(8個まで) . | ・水晶の星型のペンダント ・銀の兜(戦闘力+2) ・盾(戦闘力+2) ・鎖帷子(体力+4) ・カルトの火の玉 ・力の鍵 ・銀の笛 ・プラチナのお守り |
・す べ て 紛 失 |
(つづく)