ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

再びカザン・オードの威容を目の当たり

【パラグラフ1→→→288:カザン・オード再び:(死亡・11)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。



「ああ、ああ〜!!ああ〜!!!なるほどなるほど!!!ああ、ああ〜!!!なるほど―――――!!!!!」
断末魔の悲鳴的な譫言を叫びつつ目が覚める。
ここはカザン・オード 玉座の間――ではなく、ヘルドスへと向かう飛行船の船室だ。
どうやらペイドの歴史講座を延々聞いているうちにスリープモードに入ってしまったらしい。
それでも相槌だけは適当に打ちッ放しだったあたりカイ修道院の薫陶の賜物という気もしなくもない。
「ローン…ウルフ…?」
ペイドが恐る恐るといった感じで声をかけてくる……可哀想な子を見る目で俺を見てるんじゃあないぜッ!


デッシの首都エルジアンを出発し、今なお中央デッシの樹海を北上し続けるこの飛行船は、俺のために古マギ評議会が用意したものだ。
俺とデッシを統治する古マギ評議会には共通の目的があった。
幾星霜にもわたってデッシを脅かし、カザン・オード を支配してきた邪悪――黒魔術師ザーダの暗殺。
そして、俺の求めるヘルドスのロアストーン は、奴の黄金の玉座にあるのだ。


ザーダの玉座は、奴の邪悪な生体実験が生み出した獣人兵団と、数々の悪辣かつ致命的な罠で守られている。
数多の冒険者の命を奪ってきたカザン・オード ――死の城塞の所以だ。
更に、城塞の深部には捕らえられた侵入者を送り込み、あらゆる残酷な死を演出する巨大な舞台装置とも言える『迷路』が存在すると言う。
そして、カイ戦士以外は触れることすら敵わぬ太陽神の聖剣ソマースウォード を軽々と捩じ伏せるザーダ自身の強大な魔力。


だが――弱点は必ず見つける。
罠という罠を残らず喰い破り、ザーダの喉笛に喰らいつく。
狼の矜持が、俺に再びソマースウォード を手に取らせた。


再び真夜中。
俺一人を乗せた小型の網代船が、緑色の光の障壁を通過していた。
コー湖の黒い水面に揺られながら、カザン・オード に上陸可能な場所を暫し検討する。
西岸の波止場に行けば、最初の戦闘で所持品2つと食糧を強制的に失うことになる。
そして東岸の退避港には未知の危険が潜んでいる、という訳だ。
東岸の退避港へと船首を向け、オールを漕ぎ始める。



【アクション・チャート 死の城塞】

能 力 値   .


・戦闘力点30(16点+2+2+10) ・体力点35(28点+4+3)

・金貨0枚(ホルムガードに溜めこんだ分が57枚)


マグナカイの教え(階級:カイ・マスター・プライメイト)   .


・動物コントロール ・念バリア ・念波動 ・治癒術



習得した伝授のサークル   .


・光のサークル 体力点(+3)



装備(武器 2つまで)   .


矢筒と矢(矢筒1つに6本まで)   .



・ソマースウォード(戦闘力+10)

・デュアドンの銀の弓(弓の射撃ボーナス+3)



・矢筒:1つ   ・矢:6本


特別な品物   .


ナップザック(8個まで)  .



・水晶の星型のペンダント

・銀の兜(戦闘力+2

・盾(戦闘力+2

・鎖帷子(体力+4

・カルトの火の玉

・火種





・ラウンスパーの薬(体力+3)×2

・回復薬(体力+3)
 
・クールシャー(体力点+4)

・ロープ



修道院に置いていくもの   .


・エデの薬草(体力点+10)

・レンダリムの万能薬(体力点+6)×2

・濃縮アレサー(一時的に戦闘力+4) ・アレサーの実(戦闘力+2)×3

・ラウンスパーの薬3回分(体力点+4) ・特別なラウンスパーの薬(体力+5)

・ガロウブラッシュ(眠り薬) ・バシュナのナイフ

・食糧×3

・パッド入り鎖帷子(体力+2) ・幅広剣×2

・ダイアモンド ・ルビーの指輪・瑪瑙のメダル




(つづく)