ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

【パラグラフ193→→→パラグラフ127:十三階段:(死亡・10)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。



どこまでも続いているかのように思われた螺旋階段を昇り続け、ようやく踊り場に出た。
そこから先は薄暗いトンネルになっているようだ。
カイ・マスターとしての本能が、通路の向こう側の階段の存在を示唆する。
薄闇に目を凝らすと、入り口から3メートルばかり向こうに、正方形の大理石で造られた階段があった。



大理石の階段を武器で突いてみて、罠が仕掛けられていないか調べるか。183へ
階段を飛び越え、トンネルへ入るか。127へ
階段の上を歩いて、トンネルへ入るか。277へ


これ見よがしの三択だが……。
少し整理して考えてみよう。
階段に罠があるとして、回避したとしても、飛び越えた先に罠が無い保証は無い。
また、あえて階段の罠にかかることによって、隠されたルートに行けることも考えられる。
だとすれば、最初の選択肢を取ることによって、ダメージ系の罠の可能性を潰しておくことが最善なのだ。


徐々に強く石段を突いていくが、罠が仕掛けられている兆候は見られなかった。
だが、埃が積もった部分に、何かが隠れていることが分かる。
細心の注意とともに埃を払うと、蜷局を巻く蛇を彫り込んだ艶の無い灰色の大理石が現れた。
蜷局の中央には、123という数字が彫られていた(アクション・チャートの余白にメモしておく)。



階段を飛び越え、トンネルの奥へ入るか。127へ
階段の上を歩いて、トンネルへ入るか。277へ


音も無く跳躍し、階段を飛び越える――


(つづく)