ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ
【パラグラフ139→→→パラグラフ165:バレッタ到着:(死亡・8)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。
その後は掌を指すが如く。
小さな村に潜んだ騎兵を逆に待ち伏せた。
弓を射掛けてシリルスを連れた騎兵を即死させ、敵が散り散りに混乱した隙にシリルスを連れ教会へ辿り着く。
ロークの呪詛さえ、今の俺には何の脅威にもなりはしない。
甦った不死者たち 戦闘力点18 体力点35
ネクサスを身につけていなければ、寒さのために、一回戦行うごとに体力点を2点づつ失っていく。
上級狩猟術によって不意打ちの不利は解消され、戦闘比は+7。
加えて、不死者を前にして太陽の剣ソマースウォード が光輝を増す。
ヘルガストやボルダクなど死を超越した敵に対して、この剣は2倍のダメージをもたらすのだ。
鎧袖一触、黄金の刃が不死者の群れを突き崩し(乱数表7)、
身を翻して旋回した一閃(乱数表0、即死クリティカル)で、墓地全体を金の焔が薙ぎ払う―― !!
この惨劇、ロークの目にどう映ったか。
怯えて逃げだした奴が2度とつまらない復讐を企てないことを願いつつ、俺はシリルスの最期を看取り、教会をあとにした。
夕刻、ハーフウェイ旅館に辿り着く。
舞台の謎解きで金貨を倍額の26枚に増やし、金貨3枚を払って一夜を過ごした。
翌日もバレッタ丘陵を旅し、戦士の寺院で財布と相談しながらアレサーの実を2つかみ(お代は金貨6枚)買う。
二日目の夕刻、古都バレッタが地平の向こうに姿を現した。
【アクション・チャート 恐怖の王国】 ローン・ウルフ 9人目(8度死亡) |
能 力 値 . ・戦闘力点25(12点+2+2+8+1) ・体力点35(28点+4+3)→今は29点。 ・金貨17枚 |
マグナカイの教え(階級:カイ・マスター・スペリオル) . ・方向認知術 ・隠蔽術 ・上級狩猟術 |
|
習得した伝授のサークル . ・太陽のサークル(戦闘力点+1、体力点+3) |
|
装備(武器 2つまで) . |
矢筒と矢(矢筒1つに6本まで) . |
・ソマースウォード(太陽の剣 戦闘力+8) ・弓 |
・矢筒:1つ ・矢:3本 |
特別な品物 . |
ナップザック(8個まで 満杯) . | ・水晶の星型のペンダント ・銀の兜(戦闘力+2) ・盾(戦闘力+2) ・鎖帷子(体力+4) ・カルトの火の玉 ・ダイアモンド ・瑪瑙のメダル ・銀のブローチ |
・ラウンスパーの薬(体力+4) ・ロープ ・濃縮アレサー(一時的に戦闘力+4) ・クールシャー(体力点+4) ・アレサーの実(戦闘力+2) ・アレサーの実(戦闘力+2) |
体力2点の損失で済んだのは当然の出来。
むしろ、これが本来の狼の強さだといえよう。
あらためて、前回バレッタを訪れたときのことを回想する。
この街は広く、様々な出会いや事件があった。
……そう。ブラス街に向かうにはバレッタの地図 が必要だったはずだ。
まあ、俺自身はブラス街の位置を知っているのだが、俺の分身たる狼は知らないのだからな。
この意識の乖離というやつ、実に厄介だが、順を追って解消していくしかない。
再び東門近い案内人協会へ向かう。狭い階段を登り、クルーンの出迎える部屋へ入った。
あの時は番犬を撲殺して手に入れたのだが……
「ブラス街への道を知りたいのだが」
「かしこまりました。我ら案内人協会が皆様のお役に立てれば幸いです」
クルーンは本棚へ歩きだし、自分の倍近い背丈の本棚の最上段に飛びつくと積み上げられた書類から一枚の羊皮紙を抜きだした。
見覚えのある地図。バレッタの地図 だ。
「金貨5枚 になります」
クルーンは丁寧かつ有無を言わせぬ口調で言った。
(つづく)