BOBと恋のデーモンマジック

B「エロロウ エロロリエロロ……ヒッヒ」
[バカは写真集に手をかざしつつ寝言をほざいた]


朕「地獄の言語かよ!」
B「シークルシークルシーコイコイ……もて仙人はこの呪文で11人の妹をゲットしたという」
朕「11人てお前……サッカークラブでも作るつもりなのか」
B「最近の世相を反映して全員ツンデレ。べ…別にボールは友達なんかじゃないんだからね!」
朕「何というか居たたまれない空間だな」


B「ちょっとう@こ」

朕「………………………」


B「デーモンマージック!デーモンマージック!」
[バカはクネクネした動きで踊った]


朕「そういや月9でやってるらしいね……見たこと無いけどキャスティングとかどうなの?」
B「人外大魔猿が香取慎吾でお師匠様が深津絵里。あと女子アナハンターと電車男が出てくる」
朕「いい加減何のシンパシーも感じない説明だな……馬というかオヒョイさん的ポジションはどうなったの?」
B「馬はオヒョイさんを悼んで永久欠番。代わりと言っちゃ何だがジープに乗ることになった」
朕「悼んでって死んでないから」
B「こないだはゲストでムタが出てた」
朕「フーン」
B「次回は蝶野が出てきて人外大魔猿に改心せい!とか言う」
朕「……言わないと思うよ」


B「創造(つく)れるんだ……体重100キロの蟷螂との試合が創造れるんだ!!!」
[バカは脳内巨大カマキリと戦い始めた]


朕「スケール効果その他は何処に行ったんだか……そういや先週から始まった手塚原作の『Damons』とかどうなの?」
B「割と変態的かつ陰惨なオープニング。つーか手塚先生の変態性は当時の若い子には衝撃だったと思うがな」
朕「『奇子』とか『MW』とか『人間昆虫記』とかな……」
B「手塚先生はロックだ!そしてこの漫画を読んでいる俺もロックだ!手塚先生に許されるなら俺にも許されるはずだッ!」
朕「はあ」
B「そう言う訳でほぼ同時期に若きエロ同人作家二人が爆誕したのだった」
朕「いよいよ『大同人物語』みたくなってきたなあ」
B「しかしあまりのエロさ加減に都知事と石原軍団が障子を突き破って登場。あえなくタイーホ」
朕「西部警察かよ!」
B「これがファナティックでフェティッシュ才野茂アナーキーでアブノーマルな満賀道雄との出会いであった」
朕「塀の中まんが道かよ!」
B「二人がブチ込まれた監獄が通称トキワ房。アル中の元警官とか死神博士とかが収監されていた」
朕「……該当者は大体わかった」
B「独房の壁に血で漫画を描いたり食堂のスプーンをギってペン先にしたりする」
朕「あー…ありがちな展開だよな…」
B「空手バカは出たり入ったりしているうちにオカルトの人になった。弟は☆になった」
朕「………………………」
B「ちなみに常時半裸で面会に来る人とかもいた。差し入れのまんが肉は囚人達の貴重なタンパク源であった」
朕「そもそもお前の設定だと園山俊二先生は何やってる人なの?」
B「この時の体験を元に描かれたのが不朽の名作『ホラレもん』だった」
朕「………………………」