ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

【最も『弱い』。だが、手にあまる:(死亡・5)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。


B「かいてんかいてんかいてんかいてん」
朕「……………………」
B「さすがホリエモン!俺達に出来ないことを平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!」(鼻をほじりながら)
朕「何度も言うようだが第6部とは何の関係も無いんだけどな!」
B「ちなみに今トムクルーズ似の看守が出てきたところ」
朕「……言ってる事がわからない……イカれてるのか?……この状況で」
B「あとワイドショーでやってた『厳正懲罰隔離房(ウルトラセキュリティハウスユニット)』に紙が無いのに俺様愕然」
朕「あれは建前上、喉に詰まらせて死ぬ人がいるから看守が必要な分だけ手渡しするんだよ。同様の理由で水も流れません」
B「文字通りの蘊蓄を聞くぐらいなら牙を剥くだろうな。俺様ブリリアントルームで500グラムとか普通に出すし」
朕「はいはい快便快便……って元はと言えばお前が聞いたんだろうが!」


B「―――――体は金で出来ている」
朕「はあ」
B「血潮は銭で心はお札。幾たびの分割を越えて腐敗。ただの一度も配当はなく、ただの一度も還元されない。彼のものは常に独り六本木の丘で勝利に酔う」
朕「バカなりに何か上手いこと言おうとしてバカだけに失敗してるのは分かった」
B「故に、生涯に意味はなく。その体は、きっと金で出来ていた」
朕「いいからオリジン弁当喰っちゃいなよバカ」


B「おいィ?実に無様に生き足掻いたのでベネ(良し)」
朕「はあ」
B「窪塚君ばりに飛び降りたときに死ねてたら芸術点もディ・モールト高かったんだけど。これじゃトリノでは通用しませんのだ」
朕「何の競技なんだよ!死に様コンテストかよ!」
B「だが仏の顔を三度までという名セリフを肝に念ずるべき。5巻以降は毎回点数つけることにするから」
朕「お前の顔同様不愉快なので断固拒否」


頑張ったにも関わらずまたしても死亡。
もっとも、つらつら考えるにどちらの死因も戦力不足から来るものなのですが……。


B「プロから見ると戦闘力10点てのが半端ない事が明確に見える事実。せめて素で13点あればもう少し行けた」
朕「何のプロなんだか……」
B「お前はバカすぐる。そもそも、弱いのに武術を選ばなかったのはこれ如何に」
朕「カイの武術はランダムに得意武器を決められちゃうからね。ソマースウォードの攻撃力が生きてこない」
B「だったら最初から太陽の剣を持って行くのが世の中の不変的に定説」」
朕「!!」


武術(戦闘力+2)を選ばなかったのはソマースウォード の所持前提でキャラを作成したからでした。
つまり太陽の剣で戦闘力+8なのに、武術で六尺棒にボーナス+2点がついても無意味なのです。
そこで回復術といずれがお得かと、そういう算段をした訳です。
しかし、逆に言えば、武術に合わせて装備する武器を選ぶのもありかもしれません。
太陽の剣で戦うと4巻のラスボスみたく逆に強くなっちゃう敵もいますし。


というわけで、新たに乱数表を指してキャラクターを作成。
新たな狼は、戦闘力点19、体力点20。
……おお。
これはかなり強いです。
若干体力面に不安は残りますが、大半の戦闘を有利に進めることができるでしょう。
ならば取り柄を強化するのは戦闘の基本。
さっそく残るカイの教えから武術を選び、乱数表で得意な武器を決定します。
B「ほう、経験が生きたな」
ちなみに、冒険の最初で持っている武器は、太陽の剣、バシュナのナイフ、幅広剣。
それにウルナー王が提供してくれる槍と鉾。
これだけ種類が揃っていれば、大体どれか引っかかるというものです。



朕「何でまたが得意武器に……ッッ!!!」
B「日頃の行いの悪さなのは確定的に明らか」

B「じゃ闇系の仕事が今からあるからこれで」
朕「………………」


かくて得意武器無しで泣く泣く出発でございます。
(つづく)