ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

3巻表紙

【プロローグ→→→パラグラフ1:猟犬:(死亡・3)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。



一年が過ぎた。
あの戦いの後、俺は国王から『ソマーランドのフライール』の称号を賜った。
そして修道院の廃墟とその周辺は俺が治めることを許され、以後『カイのフライランド』と呼ばれることになった。
慣れない荘園領主としての義務と責任、そしてカイ戦士としての研鑽の日々。
昔のように修道院の授業をサボったり、そういう気楽な身分ではなくなった。そういうことかもしれない。
ダークロードの侵略で荒れ果て破壊された故郷は、着実に復興への道を歩みだしていた……


俺の許にその第一報が届いたのは、修道院の再建に取りかかろうとしていた初秋だった。
北辺のカルトまで交易に出かけていた商人が、アイス・バーバリアンの首領、残忍なるクズトゥーア・ブルマルマークの敗退を伝えたという。
ブルマルマーク王を倒し、彼の居城である氷の要塞イカヤを奪ったのがあのボナターだということも。
ソマーランドの裏切者、黒魔術師ボナター。
忘れる筈もない。
ボナターの卑劣な裏切りこそカイ虐殺の元凶であり、ソマースウォード探索に向かった俺を手段を選ばず殺そうとした怨敵なのだから。
ダークロードからも見捨てられた黒魔術師の噂は燎原の野火のごとく広まり、ソマーランドの民衆は国王に正当な裁きを要求した。
そして国王はボナターを捕らえ、裁判にかけることを約束する。
―― その約束はこの俺、ローン・ウルフの新たな旅立ちを意味していた。


裏切りの甘美な果実は、今や存分に熟した。
さあ刈りとろう、孤狼の牙で。
復讐の収穫祭が、今、始まる――



【アクション・チャート カルトの洞窟】  ローン・ウルフ 4人目(3度死亡)


能力値

・戦闘力点16(+8+2) ・体力点24(+2+2)

・金貨16枚
(1巻からの残り11枚は修道院に置いていく)

カイの教え(階級:ガーディアン)

・擬装術 ・第六感 ・狩猟術 ・追跡術 ・念力移動 ・動物語 ・精神防御

装備(武器 2つまで)

・ソマースウォード(戦闘力+8) ・幅広剣

ナップザック(8個まで)

・回復薬(体力+3)

・ラウンスパーの薬(体力+3)

・アレサーの薬(一時的に戦闘力+2)



特別な品物

・水晶の星型のペンダント

・兜(体力点+2)

・パッド入り鎖帷子(体力+2)

・盾(戦闘力+2)



修道院に置いていくもの

・特別なラウンスパーの薬(体力+5)

・ラウンスパーの薬(体力+4)


(つづく)