ゲームブック・リプレイ：ローンウルフシリーズ

【パラグラフ129→→→144：肉屋の狂った親父？】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。

しばらく歩いた頃、不意にクラーンの鳴き声がとどろき、人々がパニックに陥ったのだ。
揉みくちゃにされたはずみで「ナップザックの中身を一つ失う」。
ナップザックの中身っても食料６食分とボルダクの宝石しか入っちゃいない。
失うものは自由らしいので、宝石は死守して食料を一食分削る。
災難はまだ続く。
逃げようとする馬や馬車に跳ね飛ばされ、家の戸口に倒れた時に傷を負い、体力点２点を失ったのだ。
な、なんだって―――！？

体力点２点を失う？

残り体力、わずかに １点 。
首の皮一枚で即死するところだった……!?
じわじわと死の恐怖が這い上がってきたその時、目の前の扉が開いた。
老いぼれた男が、肉切り包丁を手に襲い掛かってきたのだ。
なんで？
なぜ、このタイミングですかァァァ――――？？？
（つづく）