マイ・ボディガード

nacht_musik2004-12-31

『レオン』から10年──萌える男のリヴェンジアクション!!!


原作*1大好きっ子のBOBちんが見たい見たいというので仕方なく繰り出した雪の降る街*2


主人公のクリーシィ(デンゼル・ワシントン)は米軍の暗殺セクションに16年間所属していた男。
死の芸術家とも謳われる天賦の才を与えられたクリーシィだが、殺戮の機械としての16年間が彼の魂を磨り減らしていた。
酒に溺れ、各地を転々とするクリーシィに、メキシコに引退したかつての戦友、レイバーン(クリストファー・ウォーケン)が紹介した仕事は、9歳の少女のボディガードだった…。


前半は心の交流とか人間性の再生など、普遍的なテーマを扱ったいいお話が展開される他、そういうのと関係ないであろう*3特殊な嗜好の紳士向けのサービスシーンなどがあります。

B「(サービスシーンを脳内で再生しつつ)チッ チチャーイむしゅめのッ みッみじゅぎがッ たッ大変な事にッ…!!!」
朕「大変なのはお前の脳だろうが!」
B「まあ落ち着いて深呼吸…ヒィヒィ(´Д`;)ハァハァヒィヒィフゥ」
朕「ラマーズ法かよ!」


後半はもう何と言うかアレです。
愛する人を失って、生まれ変わった正義の体。法に代わって処罰する。裁きは、闇のパニッシャー
今や地獄の猟犬と化したクリーシィによってとにかく拷問&処刑がエンドレスで行われるわけですが、こういうシーンだけはやたら原作に忠実に作ってあります。
汚職警官の組織『兄弟団』の頭目が肛門爆破クイズ(時間制限あり)でクリーシィに処刑されるシーンですが、トニー・スコット*4監督が嬉々として撮影したであろうことは想像に難くありません。


(上映終了後、憤懣やるかたないといった面のBOBちん)
B「原作無視のラストは正直どうだかな。ハリウッド的にその辺は配慮されてるのはわかるんだけどさー」
朕「まあハートフルでいいお話だったんじゃないの?後半からはアクション映画らしく展開も速いし。それにしてもダコタさんは演技上手だよね」
B「(豹変して)いやァァ最高ですねダコタたん!さッすが天才子役!この一作で降板するのは実に惜しい!いっそのこと原作を適当にいじってさ、『マイ・ボディガード5』までダコタたんが出るの」
朕「続篇製作決定かよ!というか原作をどうしたいんだよ!」
B「あちらを立てればこちらが立たずってわけか!悩ましいぜ!……ドリフのコントみたいじゃね?」
[バグアイドモンスターはくねくねと悶えたあげく意味不明な宇宙語を言った]


B「せっかくだからダコタたんをメインヒロインに据えた新企画をこの場で*5発表したいと思います!」
朕「はあ」
B「もうこうなったら護衛対象の萌えっ子を1ダースくらいにしてさ、タイトルも『舞-ボディガード』とかにすんの。萌えっ子の平均年齢は9歳という設定で」
朕「結局萌えアニメかよ!お前の得意分野*6に持ってきただけだろうが!」
B「じゃあ女優さんは18歳でいいです」
朕「…………*7
B「…………*8


B「大体クリーシィがデンゼル・ワシントンなのが気に入らない」
朕「BOBさんには何か代案がおありで?」
B「えー…名前が出てこないんだけど…何だっけ…そう…『黒い中学生』!!!」
朕「黒い中学生!?ウェズリー・スナイプス*9のことか―――!!!」

*1:A.J.クィネル『燃える男(MAN ON FIRE)』

*2:池袋西口

*3:知りません。

*4:スコット兄弟の比較的マトモな方…のはず

*5:池袋西口の路上

*6:特殊な嗜好の紳士向けの何か

*7:意訳:いいですッてお前

*8:意訳:空気読めコノヤロー

*9:ブレイド3』公式サイトhttp://www.bladetrinity.com/