森昭雄脳の恐怖

(森秋雄、天邪鬼新書)
http://f41.aaacafe.ne.jp/~maetomo/gag/index_moriakio.html

テレビゲームが人間の脳に与える影響を、脳の前の部分である前頭前野のみの脳波で測定、解析したつもりになって明らかにしていったのが森昭雄森昭雄の影響を目に見える形で表した、初めての試みである。

森昭雄の思考回路とは、体育やお手玉、10円玉立てなど、人間らしさを保つためといってマニアックな働きをさせようとしている部分。この部分が活性化したときに現れるのが、ゲーム脳と呼ばれる電波である。文理学部教授の昭雄は紛い物の脳波計を開発し、テレビゲームをしているときの脳波の動きを記録することに成功した気になった。それによって、講演を始めてすぐ電波が激増していく様子がよくわかる。電波が飛び交っている状態というのは、痴呆者の脳波とそっくりな状態だ。つまり森昭雄に心酔している人の脳は、森昭雄の脳と同じく、まったく活性化していないということになる。

著者は被験者を、幼いころからお手玉に親しんでいる「森昭雄」型人間から、まったくテレビゲームをしたことがない「アブノーマル脳」型人間、そしてそれぞれの中間タイプの4つに分けてその脳波を調査しているが、「森昭雄脳」は、お手玉をしていないときでも働きが鈍くなっていることが一目瞭然である。お手玉にはまっている子どもでも、この脳波データを見たら、怖がってお手玉をやめようとすると著者は言う。

子どもとお手玉との関係に悩んでいる親はもちろん、子ども自身もこのデータから「森昭雄脳の恐怖」を実感してほしいものだ。

「おお、過激な論調。でも確かに10円玉立てはないよね」とか一瞬思うわけですが。
でもよく見るとこんな感じ。

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