ローマ人の物語10 ユリウス・カエサル ルビコン以前(下)(ISBN:4101181608)

塩野七生新潮文庫
ヴェルチンジェトリックス率いるガリアの諸部族の粘り強い抵抗に苦しみながらも、8年にわたる戦役を制し、ついにカエサルは悲願のガリア征服を成し遂げる。
しかしその間、東方パルティアではローマ軍が敗北し、三頭のひとりクラッススが戦死。
三頭政治」の一角が崩れたことにより、カエサル打倒を誓う元老院はこの機に乗じて、三頭のひとりポンペイウスの取り込みを図る。
元老院最終勧告」により、国境ルビコン川を渡ればローマの公敵とみなされると宣告されたカエサルだが、新秩序樹立のため壮絶なる孤高の闘争を開始する。
そんな感じ。
ガリア戦記に興味のあるお子たちは、折角だから佐藤賢一の『カエサルを撃て』も読んでみるとよいでしょう。