第1話「国民よ立て!(`o´)/悲しみを怒りに変えて、立てよ!(`o´)/国民よ!(`o´)/」(仮題) 


ある日のこと。
君主であるところのホッケー様が。
御歳17歳におなりあそばされまった。
ので。
ホッケー様はプレゼントを持ってくるように家臣に強要。
ヒマワリの神殿からは出土品のありがたいツボを献上することとなりまった。
キャラメルは夜なべをして辺境伯領旗をせっせと編んだだよ。


で。誕生日パーチ−のディナーをモソモソ食べているうちに宴もたけなわ。
ところが気がついて見るとツボその他が消失。
ツボその他は、お化けシーツに盗まれてしまいまった。


ホッケー様は怒り心頭。
国民50人にギレン・ザビばりの演説をぶち、総決起を呼びかけるのでありまったが、チェスに強力な鎮静剤を打たれてしまいまった。
兎も角肝心のお化けシーツの行方が分からないことにはどうにもならないのであります。
で。


「助けてくださぁい!助けてくださぁい!」
ヒマワリ、地の底深くに向かって大絶叫。
音もなく、おまけにとめどなく流れ出る鼻血。
そしてチーンという音と共に、忘却界からエレベーター到着。
エレベーターの中にはあやしい簡易マップが。
簡易マップには『立憲マジカル辺境伯領古代図書館』への道筋が記されていまった。
〈編成会議〉と〈探索会議〉とかで大体の方針を固めて出発侵攻であります!!!


てくてく『立憲マジカル辺境伯領古代図書館』まで歩く経営陣一同。
途中、小鬼に遭遇するも、簡単に返り討ちに。
肉ゲット。
さらに赤ずきんに遭遇するも、簡単に返り討ちに。
布ゲット。
ほくほく顔で勝利の踊りを踊る経営陣一同なのでありまった。


そして強敵・大鬼2体に遭遇。
いい感じで気合ポイントの貯まってきたヒマワリ、処刑人マスクを装着。
「コーホー」しか言わないキリングマシンにシフト。
武装化現象ッ!!!(高枝切りバサミを張飛の蛇矛気取りで振り回しつつ)
処刑人のスキル〈首斬り〉の発動成功。大鬼を瞬殺いたしまった。
もう1体の大鬼はホッケー様とチェスの一斉射撃→キャラメルの突撃槍で撃破いたしまった。
肉と牙ゲット。


んで。
図書館の中心部にて。
お化けシーツを追い詰めた経営陣。
ありがたいツボその他は、マヨネーズキングなる珍生命に献上されていまった。
「ここまで来るとは馬鹿なやつらだフフフ」
挑発されて怒髪天のホッケー様。
「馬鹿と言う奴が馬鹿なんだッ!」
「そうだッ!馬鹿を差別するとはその発言・・・許せん!」
そんなわけでなし崩し的に乱闘に。


お化けシーツその他を何とか撃退したものの、マヨネーズキングは強い!
接敵したものの、〈首斬り〉発動に失敗したヒマワリ。
逆にマヨネーズキングの特殊スキルが発動。大量のマヨネーズを痛飲する羽目に。
そして・・・おお・・・見よ!!!
マヨネーズをモキュモキュ飲むたびに、ヒマワリがぷうぷう膨張していくではないか!!!
このままではイソップ童話の『カエルのお母さん』みたく破裂してしまう!!!
と思いきや、ホッケー様とチェスの一斉射撃→キャラメルの突撃槍という協力コンボであっけなく撃破いたしまった。
危ういところでありまったが、膨張しっぱなしなので相撲中継の勝利者インタビューみたくハァハァしか言わないヒマワリなのでありまった。


そんなこんなで激闘の末にありがたいツボその他を取り返した経営陣。
お化けシーツたちは『立憲マジカル辺境伯領』に移住したいとぬかすので、快く承諾いたしまった。


んで。
我らが『立憲マジカル辺境伯領』に凱旋後。
ヒマワリはデ・ニーロばりの急激なダイエットに成功。風船のようにしぼみまった。
そして「木はないか 木を買うよ」と謎の商人登場。
そんな資源はないので、道中拾った肉とか牙などのブルータルな代物を売りつけ、現金ゲット。
んで。
〈収支報告〉と〈予算会議〉の結果、建築した施設は以下の三つ。

  • 貧民街
  • 処刑場
  • 牧場


難民(お化けシーツ二枚)の収容のため貧民街を建築いたしまった。
さらに処刑場を建築。人民はローマ人ばりに処刑が大好っきであることが判明。
最後に牧場を建築。お化けシーツの枚数を増産できるであります。
「処刑した分だけ牧場で増やすことにすべし。日本創世みたく」
・・・・・・・・。


適当な経営方針で領土拡張を目指す『立憲マジカル辺境伯領』の明日はどっちだ!!!
と言いつつ第2話は明日、次の岩へ!エクスカリバーッ!!!(高枝切りバサミを頭上高く掲げつつ)