苗刀

ファルコン御大が使う日本刀カンフーのルーツを求め、『中国武術武器博物館』様にダイヴ。
http://www.gaopu.com/

秒単位で探索終了しまった。
該当部分を以下に引用。

「苗刀」です、形は日本刀に酷似しています、それも当然で日本から中国に伝わったという、珍しい生い立ちの器械で、「劈卦拳」の器械です。全長は1メートル40センチのスリムな刀です。
特徴の一つに「剣」で紹介している「双手剣」と同じように両手持ちで扱います。また「苗刀」をもちいた刀法は日本の「隠流刀法」「辛酉刀法」の流れを汲むとされています。
私は、ずっと「苗刀」は「苗族=雲南省・貴州を中心に分布する少数民族」に伝わる器械と思い込んでいましたが、おそらくこの二つには共通することはありません。
ただし、「苗族」に伝わる器械にも「苗族尖刀」と言う物があるのですが、それも「苗刀」と呼ばれるようで、形も「劈卦拳の苗刀」によく似ています。ただ長さは「苗族尖刀」は50センチほどで「劈卦苗刀」の1メートル40センチには遥かにおよびません。
では何故「苗族」の物でないのに「劈卦拳」の刀が「苗刀」という名前が付いたのでしょうか?「苗」には「なえのように大きくなるもの」とか「すらっとしてスマートである」という意味もあり中国に伝わった細身の日本刀はその形から「苗刀」と呼ばれたのではないでしょうか。

1メートル40は日本刀にしてはいかにも長いように思われますが、恐らくこの長さは刃長ではなく、剣尖から柄まで含めた長さでしょう。
実際、戦国時代の朝倉家に1メートル50超の大太刀の遣い手がいたと伝えられています。