ゲームブック・リプレイ:ローンウルフシリーズ

【パラグラフ332→→→パラグラフ328:拷問者の城砦最深部・閉じゆく罠:(死亡・15)】
プレイの形式上、ゲーム内容のネタバレ満載です。あしからずご了承ください。



煌々と輝く壁に張りついたまま息を殺す。
果たしてセービングロールの結果は……?


―――― 出目は「9」。
月の神イシールがこの俺に微笑んだのか。


どうやら、完璧なスニークミッションをこなしたらしい。
肩が触れ合うばかりの距離を交錯しながら、猪首のドラッカー士官は俺の気配に気づかなかった。
カイのあらゆるアーツを駆使して注意をそらし、存在を消したのだ。
大階段を揺るがせつつ、筋肉の権化が上階に姿を消していく。
足元に、流れくだる汗が水溜りをなしていた。
―― まだ、カケラほどのツキは残っていたらしい。
震える膝に鞭打って先を急ぐ。
階段を下りたつと、そこは地底の大空洞を見下ろすバルコニーだった。
手すりから下をのぞきこみ、即座に理解する。
拷問都市の全容がここにあった。


 何千もの奴隷が、地獄の釜のようなトーガールの中枢でつるはしとシャベルで
過酷な労働を強いられ……(中略)……極寒の風が空腹のオオカミのように深み
から吼えたけるにもかかわらず全身から汗を流す……(中略)……
……ムチの音と、苦痛にみまわれた奴隷の悲鳴が重なり合う。


忘れていた苦く冷たい怒り、ダークロードへの復讐心がよみがえる。
ダークロードの手にあるからか、深部まで到達したというのに、いつものようなロアストーン の強い力を感じない。
ぼんやりと向かう道だけは感じ取れた。
咎められぬうちにバルコニーを離れ、薄暗い回廊を走り、黒い鋼の扉につきあたる。
目的地はこの先……施錠された扉の向こうだ。



  黒い鍵 をもっていれば、80へ。
  骸骨の鍵 をもっていれば、219へ。
  どちらももっていなければ、130へ。


骸骨の鍵―― だと?
記憶を探り、かすかながら7巻カザン・オードでの入手アイテムを思いだす。だがなぜここで?
そもそも各巻をまたいで鍵は共有しないはず。
だが、トーガールまでの道のりは殆ど歩き尽くしたにもかかわらず、俺はどちらの鍵も目にしてはいない。
やむなくパラグラフ130へ。


君は錠を調べ、それが単純な掛け金の仕組み構造だと知る。

  ネクサスを身につけていれば、328へ。
  ナイフをもっていれば、142へ。
  ネクサスを身につけておらず、ナイフももっていなければ、17へ。


思わず鋭い息を吐いていた。
この局面……見た目以上にやばかった。間一髪だったことを今知ったのだ。
デジャブを覚えないだろうか。
そう、これはタホウの地底湖での展開と同じ。
ぎりぎりの瀬戸際で、『運命』が生き残る者と死すべき者をふるいにかけている……ッ!!
ネクサスを修めていなければ、バシュナのナイフ を折られた俺に未来はなかったのだ。
ネクサスの微細念動力を発動、錠前を解析してロックを外す。
鋼鉄の扉は自動で開き、松明を並べた新たな通路に俺をいざなった。
どうやら独房エリアらしい。
通路を半分ほど進んだところで、不意に左手の扉が気になった。
足音を立てず扉に張りつく。
独房の監視扉、その上部の覗き格子から中を透かし見る……。



  以前、ダナーグを訪れたことがあれば、260へ。
  訪れたことがなければ、114へ。


ぞくりと心が脈打つ。
燃えあがる魂の記憶。ここでの、この選択肢。もしや、もしや―― ッ!!



通過パラグラフ:(332)→47→285→130→328  治癒術の効果:+4点   現在の体力点:27点
(つづく)

海の都の物語 3

海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年 3 (新潮文庫)

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ターミネーター4

B「色々ターミネーターが出てくる割に美少女メイドロボが出てこないのが解せんッ!(キリッ)」
朕「出ても出なくてもどっちでもいいというか、この作品における美少女は変態紳士の皆様以外に求められていない要素だと思うのですが?」
B「違うよ。全然違うよ。ルナ先生と熊先生ぐらい違うよ」
朕「それは随分違うね……」
B「バーバパパの中の人が肉太親父ぐらい違うよ。もっと言うとバーバモジャの中の人は毛深い肉太親父」
朕「精神汚染……だと」
B「いこう」
朕「いこう」
そういうことになった。


感想戦
朕「まあまあ面白かったけど筋自体はシンプルだし若干喰い足りなかったかな」
B「州知事も全裸で登場したので俺は満足だけどな!」
朕「全体にあまり広げないでファンサービスに徹した監督の力量を評価したいですね」
B「一瞬蛮人探偵コナンかと思った。武器はタコ糸とセロテープと尻から発射する毒針」
朕「いや……秘宝読者はある意味喜ぶかも知れないけど……どう考えても普通に殴った方が強いよね……」

レスラー

B「エロかった。欲を言えばもう少しエロくてもよかった。そして色々ダブって泣いた。以上」
朕「もう感想を述べるのもおこがましいというか」
B「ストリッパー相手に古傷自慢するシーンが深い」
朕「『痛む?』『息をする時はね。だが大歓声を聞くと忘れちまうんだ』」
B「頂きましたアッー!」