・・・そのときアリオッチならぬ者の声がエルリックの耳に響いた。剣それ自体の声のように思われた。 「エルリック・・・アリオッチには血と魂を捧げねばならぬ。血と魂を」 「だめだ。これはわたしの友人たちだし、オラブにはストームブリンガーは効かぬ。…
「故国メルニボネを離れ、新天地を求めて旅立った皇子エルリック。 だが、ピカレイドの総督にメルニボネの間諜ではないかと疑われ、海岸にまで追いつめられてしまった。 海を渡るすべもない。 もはやこれまでと、最期を悟ったエルリックの目の前に、霧の中か…
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