1-01-01から1ヶ月間の記事一覧

本文より

・・・イイルクーンがエルリックを呪おうとしてにすがったときも、呼ばれたのはアリオッチだった。イイルクーンがルビーの玉座への大望を抱いて助けを求めようとしたときも、その相手の名はアリオッチだった。として知られるのもアリオッチだ。黒の剣・・・…

概要

エルリックが<ルビーの玉座>の428代目の皇帝となった1年足らずのうちに、野心家の従弟イイルクーンの陰謀が、エルリックをそのくらい宿命の発端にどのようにして投げ入れたかが描かれています。 エルリックは混沌の神々の一柱にして何世紀もこの世に姿…

あらすじ

「かつては〈光の帝国〉と称えられ、全人類をその支配下に置いたメルニボネ帝国も、今や見るかげもなく衰えはてていた。 首都イムルイルで退廃的な乱痴気騒ぎに興じる人々の群れ。 この衰運の帝国を統べるルビーの玉座の持主こそ、乳白色の髪に真紅の瞳の皇…

プロローグ

これは、エルリックが“従妹殺し”の異名をとり、メルニボネの崩壊がおこる以前の物語である。これは、エルリックと従弟イイルクーンとの対立の物語であり、従妹サイモリルとの愛の物語でもある。やがて、その対立と愛はの侵略を招き、イムルイルを炎の中へと…

メルニボネの皇子(ISBN:4150105871)